放浪ウィーク 1日目

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今年のゴールデンウィーク、当初は関西に二泊三日で行くつもりだったのだが、その前から動けるということが一昨日にわかって、チャンスがあれば出かけようということで、とりあえず大まかな行程だけ決めて旅立ってしまうことにした。そういうわけで、細かいことが決まっていない、放浪の旅が始まる。

まず、宮崎空港に飛ぶ。連休の開始は明日からということで、直前でも飛行機のチケットをとることはできた。志木駅から羽田空港行きのバスに乗る。乗車率は30%くらいといったところか。先月乗ったときと同じように早着した。肝心の飛行機は遅れた。搭乗口から飛行機までバスに乗るスタイルだった。そんなに混んでいなくてサービスはよかった。東京は雨だったが、そこを離れると晴れており、室戸岬や足摺岬を確認することができた。

宮崎に来た目的は、今まで素通りするだけで訪れたことがなかった日南線沿線の街を訪れることである、日南、串間を訪れることだ。串間まで行くとなると志布志が近いのでそこまで行くとしても、日南線往復では芸がないと思い、都城まで行ってそこからバスで志布志に出て、日南線に乗ることにした。

飛行機が遅れても宮崎空港駅から思い描いていた列車には乗れる、と思っていたら、ちょうど行ったところだった。どうも10分間違えて認識していたようだ。ばたばたと準備したツケと言うべきか。南宮崎から都城まで移動するという予定だったが、宮崎空港からJRに乗ると都城に行く列車に2分差で間に合わないのでバスに乗ることにする。だいたいJR同士なのに接続が全く考慮されていないというのもどうかと思うが。

今回は、九州ゾーンの周遊きっぷを仕立てている。特急の自由席には乗れるので、それに乗っていく。特急は空いていた。

都城からバスで志布志に行く。参照していたバスの時刻表が古くてどんなものだろうと思っていたら、やはりダイヤが変わっていて、都城でだいぶ待つことになった。都城市街はこれと言った観光地もなく、主に醤油サイトの取材をして回る。イオンにあるレストラン街で昼食をとったが、チキン南蛮がメニューにある店が何店もあった。東京だとチキン南蛮を出す店はなかなかない。さすが宮崎と言ったところか。そうなればチキン南蛮を食べざるを得ない。

都城から志布志までバスに乗る。これは国鉄志布志線の転換バスということになる。都城の時点ではなから乗客はいたが、どんどん減っていき、志布志まで行ったのは私だけだった。この時間帯だと、志布志から下校する高校生、という需要があるのではないかと思う。

志布志から日南線に乗って串間まで行く。串間といえば都井岬という観光地があるが、串間駅からは実に遠い。バスがあるが本数も少なく、時間を取られるので、今回は駅のまわりを歩くことにした。かつて原子力発電所を誘致していた、というのも納得できるような街ではある。日南市にあるユニクロの看板が立っていたが、その日南市までは33Kmもある。

串間で降りると次の列車は2時間後、という状況なのだが、志布志方面に戻ることができたので、大隅夏井まで戻ってダグリ岬まで行ってみる。遊園地があったがすでに閉まっていた。ただ、この立地で遊園地が成立しているというのは驚きである。あと、国民宿舎があって、ここは宿泊客がけっこういるようだった。

今日は日南市に泊まるので、日南線に乗って向かう。途中、串間では高校生が乗ってきたが、十数人程度で、1両編成の列車が埋まることはなかった。