放浪ウィーク 2日目

昨日は油津に泊まった。運河など、軽く街を歩いた後に、JRで飫肥に向かう。

飫肥は城下町であり、観光地となっている。駅から城下町の町並みまでは少し歩く。レンタサイクルもあるが、町を歩くのであれば徒歩のほうがいいだろう、ということで歩いて行った。ここは「食べあるき・町あるき」のコンセプトで、飫肥の各施設の入館料と、飫肥の施設や店の五ヶ所で食べ物や小物と引き替えできる券がセットになったものを、1000円で販売している。各施設の入館だけのセットは600円、五ヶ所での引き替え券だけでも600円である。施設の入館セットはどこでもありがちだが、店で引き替えできるという仕組みはなかなかおもしろい。1000円のそれを買った。各施設はそれほど規模があるものではなくて、個々にお金を払うのであれば見ないでスルーするレベルではあるが、一館100円程度であればまあいいかな、と思える。また、食べ物の引き替えでは、寿太郎巻というお菓子、アイスクリーム、卵の厚焼、マドレーヌ、鳥肉の総菜を引き替えた。卵の厚焼は飫肥の名物だという。プリンみたいな感じで、なかなかおいしい。ここまでいろいろあって1000円というのはなかなかお得感がある。こういうサービスを提供できる環境を作り出したというのが偉いと思う。

飫肥から宮崎に行く。2両編成だったので空きはあったが、1両編成であれば足りないだろうなというくらいの混み具合。宮崎口でも1両編成が走っているようだ。

宮崎からは大分行きの特急列車に乗る。4両編成だったが、いちばん先頭の4号車は空いていた。大分まで直行してもよかったが、今まで行ったことがなかった津久見で途中下車する。津久見は観光協会のウェブサイトによると「ひゅうが丼とみかんの町」らしい。そこまで言うのであれば、ちょうど夕食どきだし、ひゅうが丼を食べるしかない。1時間の持ち時間で、醤油サイトの取材後にひゅうが丼という段取りで、取材後にひゅうが丼の店を探すものの、ウェブサイトに書いてある店はあったものの、わかりやすくひゅうが丼が食べられると書いてはいなくて、入るのにどうも躊躇する。これは観光協会などは熱心だが、店のほうはそうでもないパターンなのか。それは何か嫌だな、と思ってあきらめて駅のほう向かったら、ひゅうが丼の幟が立っている店を見つけた。ここに入る。作るのに少し時間がかかるというが、次に乗る列車の時間を伝えて、作ってもらうことができた。マグロにごまだれがかかった丼である。津久見ではマグロが漁れるということで、さすがにマグロはおいしかった。ごまだれについては、佐伯では最近ごまだしうどんを売り出しており、このあたりでは料理にごまを使う傾向があるのかなとも思う。

今日は大分で泊まる。

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