渡辺喜美代表の借金問題

http://www.asahi.com/articles/ASG436JYKG43UTFK01S.html

みんなの党の渡辺喜美代表が、DHCの吉田嘉明会長に8億円を借りていた問題が話題になっている。

渡辺氏について、そもそもそれほどクリーンな政治家とは思っていないし、政治に金は必要なのは確かである。ただ、かつての猪瀬東京都知事が徳洲会グループから5000万円借りていたことに舌鋒鋭く批判しており、そのことと今回の自身の問題にどう整合性をとるのかという関心はあった。弁明としては、金は借りたが政治資金としては使っていないというもの。それで何に使ったのか、という問いに対して熊手を買ったと答えて失笑を買った。その後で、このことを暴露した吉田会長を激しく批判。お金を貸してくれてまだ返していないのに表立って批判してはまずいだろう。こうなっては人間性の問題になってくる。

これを受けて、さすがにみんなの党内でも渡辺代表辞任の声が大きくなってきた。こじれるような対応をしてしまった以上、代表辞任もやむなしかと思う。最初に辞任を迫ったのは江口克彦最高顧問で、みんなの党で代表に意見できるのはこの人くらいしかいないのかと思ったが、その後辞任を迫る国会議員が何人か出てきて、こうなるとさすがに代表の座に留まるのは難しいのではないだろうか。