本質的な話にならないっていう話

最近話題となっているのが集団的自衛権の件ですが、ぶっちゃけた話、ほとんどの日本人があまりわかっていないと思う。戦争は嫌だから反対とか、他国が脅威だから賛成とか、そういうレベルでしょう。別にそういうレベルでもいいと言われればそれまでですが、日本の国防をどうしていくのか(集団的自衛権はその中の一つのオプションにすぎない)、という本質的な話に議論が及んでいかないというのは、何かもやもやする。

最近はあまり話題になっていない、一時期話題になったTPPも、私としては反グローバルなので反対の考えだが、グローバル化をすすめていこうという立場であれば賛成の立場というのは理解できる。ただ、反対派についても単にTPPに反対しているだけであって、グローバル化については言及しないか、もしくは賛成という人が多かった。TPPに反対してグローバル化には賛成って、けっこうアクロバティックだと思うんだけどね。そういうことはスルーされて、時間がすぎていくという感じ。