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http://www.asahi.com/articles/ASH7135S0H71UTNB004.html
今月23日告示、来月9日投開票の埼玉県知事選挙に、自民党埼玉県連が推薦するかたちで、元総務省官僚の塚田桂祐氏が立候補する方針だという。
塚田氏は茨城県生まれで、埼玉県に出向した経験もあるとのこと。2013年の参院選では自民党公認の茨城選挙区の立候補者の候補にもなっていたというから、政治家に転身する気持ちは高いのであろう。ただ、県民的な知名度は皆無に等しい。自民王国と呼ばれる県の知事であれば中央官僚を擁立しても党が全面的にバックアップすれば勝てるのだろうが、埼玉県に関しては、畑和、土屋義彦、上田清司と国会議員出身の知事が続いており、既に県民に知られた人物でないと当選は難しいと思われる。時間がないので仕方がなく、という面もあるのだろうが、自民党としては全面対決の姿勢を見せるのであれば、他の選択肢を示したほうがよかったのではないかと思う。一方で、塚田氏としては、長いスパンで考えると損にはならないと踏んで立候補したのではないか。
共産党も柴田泰彦氏という、こちらも県民的には知られていない人物を擁立していて、夏休みの時期でもあるし、低い投票率が懸念される。