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http://mainichi.jp/select/news/20150830k0000m010079000c.html
橋下徹大阪市長、松井一郎大阪府知事が維新の党を離党したわけだが、その後の方針として、11月までに大阪維新の会を国政政党化した新党を結成するという。
そもそも大阪維新の会は「維新政治塾」で政治家を育成し、その卒業生を国政選挙は地方選挙の候補者として擁立する方針をとっていた。いわば既成政党の手垢がついていない自前の候補者を育てるという方針は崇高なものであったが、結局それは挫折することになる。2012年9月には、厳選したという元自民党、民主党、みんなの党の国会議員7人が参加して、国政政党日本維新の会が発足するが、総選挙前の11月に太陽の党と合併。総選挙では、大阪維新の会とは縁遠かった他党を離党した候補者が、日本維新の会公認として立候補する結果となった。
その後、次世代の党の分党、結いの党との合併を経て維新の党となり、2014年の総選挙を経て今に至る。
今の維新の党は党幹部の多数がいわゆる非大阪系の人になっていて、大阪系の人たちとしては不満、というのはわかるが、それって結局大阪系の人材が不足しているということに他ならない。自前で候補者を育てることを諦めて他から人を取り入れて、それで党を半ばのっとられた現状になっている原因を考えないといけないだろう。
表題でリセマラ新党と書いたのは、ソーシャルゲームで言うところのリセットマラソンのことで、ゲームの場合は導入部のレアなカードが入手できるタイミングで、本当にレアなカードが手に入るまでリセットすることなんだけど、なんか今回の新党騒動もリセマラを彷彿とさせるなと思ったから。もっとも、ゲームと違って政界のリセットは何度もできない。本家リセマラ政治家と言うと小沢一郎になるか。自由党、国民の生活が第一、生活の党と三度もリセットしている。