2020年新座市長選挙

昨日投開票が行われた新座市長選挙。現職並木傑氏が当選した。
投票率は31.65%。前回の市長選挙が52.33%だったので20%以上下がっているが、これは前回が参院選と同日に行われたことに依るものである。前々回が36.59%であるが、前々回は5人が立候補するわりと白熱した選挙戦であった。今回の盛り上がらないぶりを考えると、この投票率は妥当とは言えるか。
報道では新型コロナウイルス対策や都営大江戸線延伸が争点みたいな書き方をしていたが、実際のところ都営大江戸線延伸については争点化されておらずむしろスルーされた感がある。どうせなら現職対立候補の朝賀英義氏には、大江戸線延伸についてラジカルに切り込んでほしかったと個人的には思ったのだが、正直肩透かしな感じがした。
ここ数ヶ月の遠出自粛で今まで行ったことのなかった新座市の各地を歩いたりしてみたが、やはり新座市という市は全体のまとまりには欠けているとは感じた。最寄り駅を中心にした生活圏があって、更にその駅から東京に向いている感じだ。過去、市長選で現職が負けたことはないし、現状が追認されて、番狂わせのようなことは滅多に起きないのであろう。