齊藤忠光「地図とデータでみる都道府県と市町村の成り立ち」

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今年はちょっといろいろとやることがあるので、来年くらいから郡について研究していこうかと考えていて、今年はそれに向けて資料を読む期間として、とりあえず本書を読んでみた。
古代から現代にかけての地方行政単位について記載されているので、郡の研究の基礎資料としてはうってつけであった。また、複雑で個人的によくわかっていない明治初期の廃藩置県から市制町村制施行までの流れについてもわりと厚く記載されている。参考資料の記載も充実しているので、本書の範疇を超えた資料を見たいときの手がかりとしても使えそうである。今後も参考にする機会が多々あるであろう書籍である。