GSV023.富山(愛知県豊根村)

愛知県富山村といえば、かつては離島以外の市町村で最も人口が少ない村であったが、2005年に豊根村に編入されている。そういう意味で興味はあるのだが、行ったことはない。
ストリートビューでは富山の玄関口である大嵐駅から旧富山村の中心部に向かっていく。大嵐駅は静岡県浜松市天竜区、かつての水窪町であるが、駅のすぐ近くにある橋で天竜川を渡ると旧富山村域に入る。1997年には富山村が資金を出して大嵐駅の新駅舎を建てたとのこと。駅周辺の看板なども富山が目立っている。天竜川に架かる鷹巣橋は道幅は細く、橋長は長い。橋を渡りきったところで愛知県豊根村の標識が見える。左に曲がって旧富山村の中心部を目指すが、やはり道が細い。途中までは天竜川に沿って行くようにみえるが、案外木に覆われていて天竜川が見えない箇所はある。しばらく進むとまとまった建物が見えてくるが、そもそも建物を建てられるような平らな土地が限られている。駐在所、村役場支所、郵便局が固まった場所にあるが、コンパクトにならざるを得ない立地でまとまっている。少し先には林業センターがあり、ここは若干広々とした場所に建っている。その先には旧富山村唯一の商店という千歳屋商店がある。シャッターが閉まっており屋根の文字も一部欠落しているのでもう営業していないのかと思いきや、豊根村のパンフレットには年中無休と記載されており、掲載されている写真も例の文字が欠落している状態なので、営業しているのかもしれない。2004年には喫茶店は理髪店も営業していたようだが、今は営業していない模様。理髪店に関しては、サインポールが残っている建物は確認できた。更にその先には旧富山村唯一という信号機があり、富山小学校富山中学校の看板もあるが、豊根村立富山小中学校は2015年に閉校となっている。信号を過ぎると、建物の存在がなくなってくる。ひたすら進むと、ふるさと創生事業で整備されたという湯の島温泉がある。その近くに架かる井戸川橋はかなり細い。歩行者待避所のようなスペースがあった。