GSV082.釈迦院御坂遊歩道(熊本県美里町)

釈迦院は熊本県八代市(旧泉町)にある寺院であるが、旧来は現美里町側からの参道が表参道であり、1964年に廃止となった熊延鉄道には釈迦院駅という駅もあった。現在は八代側から車でアクセスするのが一般的である。昭和後期になって当時の中央町が町おこしのために3333段の日本一の石段を整備した。石段往復で3時間くらいはかかるという。石段の下までは麻生交通のバスが通じていて、一応バスでのアクセスも可能である。また、釈迦院まで参拝して、八農分校前まで歩いて八代行きのバスに乗るという方法も考えられる。
ストリートビューでは、石段の下から上に向かっていく。石段茶屋という食事処があるがストリートビューのデータが2013年のもので現在は営業していない模様。近くに別のレストランが新しくできているようだ。あたりの駐車場料金は300円になっている。石段を上っていくと「壹百段目」と書かれた目印が立っている。以後、節目にはそういう目印が立っている。石段を歩いている人はそこそこいる。途中、石段が途切れて平らな部分を歩く箇所もあるが、この箇所は段数は増えずただ歩く部分となる。1700段、ちょうど半分くらいのところにトイレがある。2100段のあたりで地図上では車道と交差すると思ったのだが、実際は交差せず。車道はトンネルで下をくぐっているのかもしれない。宝くじの広告を過ぎたあたりで展望台のようなものがあるが、このあたりでは無駄に階段を上り下りするような気力がなくなっていそうである。2500段あたりから石段が急になっているような気がする。そして、3333段「白龍が昇るが如し石段は三三三三で日本一」と書かれた石碑が立っている。標高860m、いちばん下は標高235mくらいなので、600m以上上ったことになる。そしてここから釈迦院までは1000m。