吉田初三郎式鳥瞰図「江部乙町」

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江部乙町は1971年に滝川市と合併されて自治体としては消滅しているが、今でも市街としての規模は残っている。1952年に江部乙村が町制施行されて江部乙町になっており、その直後に作られた図のようだ。
図でまず目につくのは、石狩川を渡る伏古渡。渡った後の道が雨竜のほうに伸びている。1958年に江竜橋が架橋されたことで渡しが廃止になったとのこと。あと、小学校がいくつかあるが、今は江部乙には一つしか小学校がないようである。あと高校も図にはあるが、今はない。逆に道央自動車道は今はあるが、図にはない。高速道路ができたのは1989年で随分後の話である。また、江部乙町外のことになるが、滝川と砂川の間空知太という駅があるが、これは国鉄になる前の北海道炭礦鉄道時代の1898年に廃止された駅で、図が描かれた当時にはなかったはずの駅である。