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https://iiif.nichibun.ac.jp/YSD/detail/005505888.html
この図は小山吉三という人が作製したようだ。作製年は不詳だが、「広浜電車」の記載されているので1931年~1936年ということになる。1936年に今の可部線が国有化されている。当時は鉄道が可部まで伸びており、三段峡へは自動車を使っていくことになっている。三段峡駅まで伸びたのは1969年のことである。その後、浜田まで延伸する計画だったがそれは未遂に終わり、2003年には可部から三段峡の区間が廃線となっている。
広島から三段峡までは3時間ほどかかっており、日帰りで行けなくはないが、一泊したほうがいいと書いてある。図だと柴木と書いてある場所が三段峡駅があった場所だと思われる。そこまでは自動車が乗り入れている。ここまでは現在もバスが通じている。また北側は南口と北口が通じる自動車の便があると記載されているので、樽床のあたりまで自動車で乗り入れられたと思われる。こちらは現在ではバスの便はない。そもそも南側から北側に抜ける道が法面崩壊ということで通行止めとなっている。三段滝より北が行けなくなっている。復旧時期は未定だという。現在はこの図に描かれている景勝地っぽいところの半分くらいは行けないようになっている。