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前半は温泉の問題点を記していて、後半は厳選した百の温泉を紹介している。一人称が「俺」というのが珍しい。若干感情任せなきらいがある。温泉紹介は、著者の住居の関係か、温泉そのものが偏っているのかはわからないが、東日本の温泉が多く、西日本の温泉が少なかった。余談だが、私が住んでいたところの近くにあった温泉が紹介されていた。
- 作者: 野口悦男
- 出版社/メーカー: 知恵の森
- 発売日: 2003/06/06
- メディア: 文庫
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前半は温泉の問題点を記していて、後半は厳選した百の温泉を紹介している。一人称が「俺」というのが珍しい。若干感情任せなきらいがある。温泉紹介は、著者の住居の関係か、温泉そのものが偏っているのかはわからないが、東日本の温泉が多く、西日本の温泉が少なかった。余談だが、私が住んでいたところの近くにあった温泉が紹介されていた。
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誰でも挫折せずに最後まで読めるという狙いどおりに、平易に読み通すことができる。会計学という未知の世界を垣間見るとこができるという意味ではいい本だと思う。ただ、買って愛読書にするという類のものではないとは思った。その道を行くのであればこのレベルはさっさと通過すべきであるし、その道を行かないのであれば二度と手にとることはないからだ。
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)
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吉田茂を中心にそれをとりまく人々についての動きを描いている。歴史小説とカテゴライズするのが妥当かと思う。端折るところは大幅に端折っている。素材はいいが、難しい素材である。それをうまくまとめていると感じた。ただ、人間関係の描写におもしろみがある分、もう少し全体的なボリュームを増やしてほしいとも思った。
黒須という知らない人物が出てくるが、白州次郎のことらしい。
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北海道から沖縄までの徒歩旅行の記録。実際に歩いて旅行をしようと思っている人には参考になるような情報が盛り込まれているが、旅行記としては左派な主張が目立ちすぎているのが気になった。ただ、地方の現状に関する描写については価値を感じた。
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目の付け所は面白いと思ったのだが、各藩の説明が似たり寄ったりになって、途中で読むのがだれてくる。それ以前に、筆者の視点が主観的な印象を受ける。現在的な視点で語っているもの気になる。冗長な記述も目立ち、筆力のなさを感じた。後で調べたところ、筆者は大津市長選挙に二度落選しているとのこと。
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読んだのはけっこう前のこと。上巻、中巻の密度に比べると下巻の密度が薄いように感じた。北越戦争がなんかあっけない。Wikipediaには丸谷才一が司馬遼太郎のことを「全体の五分の三あたりのところから雑になる」と評したと書かれているが、まさにそんな感じだ。まあ、つまらないかおもしろいかと聞かれればおもしろい。