政治一覧

改革クラブの政党要件が復活

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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091019-OYT1T01033.htm

無所属の中村喜四郎衆議院議員が改革クラブに入党し、改革クラブの政党要件が復活した。また、参議院では自民党と統一会派を組んでいたが、衆議院でも自民党と統一会派を組むことになった。すなわち中村喜四郎議員が自民党の会派に入ることになる。

中村喜四郎議員は茨城7区選出だが、この選挙区では自民党公認の永岡桂子議員が比例復活当選している。中村氏もまだ60歳なのであと数回は選挙に出るだろう。あと、中村氏と対立していると言われている「茨城政界のドン」山口武平氏が衆院選、知事選での敗戦の責任をとって自民党県連会長を辞任していることも、中村氏の動きに影響を与えているのかもしれない。さしずめ「アップを始めた」ということか。

改革クラブだが、2010年の参院選で所属議員の3人が改選を迎え、議席を維持できることはまず無理だろうから、このあたりが潮時になるのかと思う。残った議員は何らかの形で自民党に合流することになるのだろうか。


羽田空港ハブ化構想で思ったこと

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前原国交大臣が羽田空港を国際ハブ空港にすると発言したことで、何やかんやとあったが、千葉県知事は反対を表明して、東京都知事や神奈川県知事は賛成を表明していて、地方の意見を聞けとか言っているけど、地方の意見をいちいち聞いていたら全然話がまとまらないなぁ、とは思いましたね。

羽田空港を国際ハブ空港と言っても、キャパの問題はあるから、成田空港を全く使わないということにはならないでしょう。ただ、地方間で引っ張り合いをしている間に、外国に持っていかれる、ということになりそうという感じはしております。


自民党新執行部の主要人事がほぼ決定

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009100601000899.html

自民党党三役が発表されて若手の抜擢などがなかったなどぱっとしなかったことに、谷垣総裁は「全体を見てからにしてください」というようなことを言っていたが、全体を見てもやはりぱっとしない。やはり党三役+国対委員長くらいしか主立っていると感じられるポストはなくて、そこに目新しさがないと映えないものになる。それは長い間与党だった自民党にとっても例外ではない。

そもそも自民党の人事についてWeb上ではあまり報じられていない。東京新聞は「巻き返しを狙う谷垣禎一総裁の意気込みを反映している。」とやさしい言葉をかけているが、朝日新聞は「河野氏は国際局長 自民「全員野球」人事、漂う格落ち感」、読売新聞は「「人事に1週間、結局は派閥」自民内に批判も」と手厳しい。

自民党は臨時国会の早期召集を呼びかけているが、そもそも自党の新執行部立ち上げに衆院選の敗戦から1ヶ月以上も経っている。このスピード感のなさでは、与党側に足元を見られるだろう。2005年は民主党が衆院選で敗北したが、次期参院選まで2年弱あったため、偽メール問題などで深みにはまっても、2007年の参院選には体制を立て直して勝利を収めた。今の自民党には次期参院選までに与えられている時間が1年もない。次の補選はまず難しいだろうが、少なくとも2010年の参院選には体制を整えないと、それこそ自民党は終焉に近づくことになるだろう。

総裁選では「健全な保守」という言葉が出てきて、これは民主党を意識したものだろうが、一方では共産党と共闘を図って結局断られるなど、方向性がいまいちはっきりしない。ただ、谷垣総裁であれば、真性保守路線で党の独自性を強めるのではなく、非民主勢力と幅広く連携していく方向なのではないかと思う。


中川昭一元財務相が死亡

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http://www.asahi.com/national/update/1004/TKY200910040124.html

今朝、中川昭一元財務相が都内の自宅で死亡したとのこと。死因についてはまだはっきりしたことがわからないが、事件や自殺ではないようだ。

国際舞台での朦朧会見がもとで大臣職を辞めることになったが、あれももっと早く辞めていればよかったのかもしれない。優秀な部分がある反面、もろい部分もあったということで、まわりが次世代リーダーと期待する面もあったが、総合的にみればリーダーを務めるのは無理だったのかもしれない。前の衆院選でも比例復活当選もならなかったわけだが、率直な話、別の人が落ちて中川氏が当選すればよかったと思っていた。ただ、前の選挙戦では追い込まれたばかりに悪いほうに悪いほうに進んでいくような感じで、落選するのも必然だったのかとも思った。


相模原市の政令指定都市移行が内定

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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091002-OYT1T01030.htm

来年4月1日に相模原市が政令指定都市に移行することが内定した。政令指定都市といえば、道府県庁所在地、もしくはそれに準ずる都市がなっていたが、相模原市は人口は多いものの、全国的にみればそれほど知名度が高いわけではなく、市街地が分散している分、中心的繁華街の規模は小さく他の政令指定都市と比べると見劣りする。人口の基準を満たしたというだけで政令指定都市になった感じだ。

既に行政区割りは決まっていて、緑区、中央区、南区の三区ができるとのこと。個人的には行政区の名前はあまり凝った名前ではなく無機質なくらいがいいと思っているので、まあ妥当な名前ではないかと思う。緑区を北区にしてほしいという意見もあるらしいが、北区にするのであれば西区のほうがいいのではないか。北区の要望は橋本の人が出したようで、合併する前の相模原市の考えなのかとは思うが。


自民党新総裁に谷垣禎一氏を選出

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http://www.asahi.com/politics/update/0928/TKY200909280203.html

前々から言われていたとおり、自民党新総裁に谷垣禎一氏が選出された。自サイトに詳細をまとめてみた。

http://politics.free-active.com/note/index.php?%BC%AB%CC%B1%C5%DE%C1%ED%BA%DB%C1%AA%2F2009%C7%AF

議員票では谷垣氏が過半数を確保。次いで西村氏、河野氏となった。党員票でも谷垣氏が過半数を確保した。河野氏は一定の得票は得たが、谷垣氏には及ばず。宮城、神奈川、和歌山の三県でのみ谷垣氏に優っている。西村氏は地元の兵庫、石川、宮崎では30%前後の得票を得ているが、総合では10%に満たない得票となった。

河野氏は一定の支持は得たが、やはり急進的な路線を懸念する声が大きく、安定感のある谷垣氏が選ばれたということだろう。ただ、「公家集団」とも揶揄される宏池会そのままのイメージで、無難な党運営に終始するするのではないかという懸念がある。河野氏については、けっこう過激にある有力者を批判しているので、党内には「河野許すまじ」と思っている人もいるだろう。そうなると、次のシナリオとしては「河野新党」か。祖父の河野一郎は新党結成を企図したものの説得され断念し、父の河野洋平は新自由クラブを結成するも結局自民党に出戻っている。谷垣氏の優勢はわかっていたことなので、当然その次のことは考えているとは思うが、与党も巻き込んだ小政界再編の始まり、というのは考え過ぎか。

もっとも、一致団結の旗印を名目に、そのままなんとなくみんなでやっていくのかもしれない。

自民党総裁選そのものの感想といえば、期間がちょっと長すぎるのではないか。まだ投票日になっていないのか、と思ってしまった。この前も、総裁選を行うことで世間の注目を自民党を向けるようにしたものの、後半は麻生楽勝の観測が流れてだれてしまった。党の規則で期間が決まっているのだろうが、もう少し期間を短縮すべきかと思う。全体的なスピードのなさが自民党の命取りになる可能性がある。


幸福実現党は衆院選の後もまだ続く

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衆院選が終わってすっかり幸福実現党のことに気を留めなくなっていたのだけど、10月の参院補選に候補を擁立するということを知って、久々にホームページを見たら、党のトップが代わっていた。

9月2日に本地川瑞祥党首代行が衆院選の結果をの責任をとって辞任し、その日に新しい党首代行に改めて本地川瑞祥氏が就任して、更に今まで空位だった党首にも就任。責任をとって辞めたのではなかったのか。ところが、9月12日には大川隆法総裁、本地川瑞祥党首が辞任。新たに木村智重氏が党首に就任。今年の5月にできた幸福実現党の4代目の党首となる。党首代わりすぎ。

ところで、10月の参院補選に際して、幸福実現党はホームページで候補者の緊急公募をしていたが、9月18日に公募を開始して、締め切りが9月19日の午前9時。公に募るつもりがあるのか。そして、候補者が決まったのが25日なのだが、神奈川、静岡、どちらともNPO団体「いじめから子どもを守ろうネットワーク」の関係者である。このNPO団体のポスターはさとうふみや氏が描いていた。あと、自民党の義家弘介参議院議員がアドバイザーとして名を連ねているようだ。


八ツ場ダムに思うこと

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八ツ場ダムの建設是非が取り沙汰されているが、西吾妻出身の私としては、この問題については、単純に反対とか、賛成とか明言できない複雑な思いを抱いている。もともと反対という気持ちではあったが、あれだけ工事が進んでいるわけだし、翻弄された地元民の気持ちを思うと、明快な意見はなかなか出しにくい。

民主党としては政権公約通りであるということなのだろうが、そもそも八ツ場ダムがある群馬5区には民主党は候補を擁立していない。私の記憶によれば、民主党は群馬5区に候補を擁立できずに一時は自民党現職の小淵優子氏の無投票という可能性もあったが、結局社民党が前の選挙で群馬1区から立候補した、前橋に住んでいる候補を擁立した。その他、幸福実現党も候補を擁立している。最初から群馬5区から民主党議員を出すことを放棄しているのである。それだけに好き勝手なことを言えるのではないかとも勘ぐってしまう。

とはいえ、建設中止のメリットがあるのであれば、中止すべきだろう。建設中止によって建設費の拠出がなくなるという意見もあれば、それに伴う補償費が嵩んで結局お金がかかる、という意見もある。立場によって意見が変わっているだけのことなのだろうが、このあたりを客観的な視線で整理して、中止のメリットを明確に打ち出した上で意見を出してほしいところである。

八ツ場ダム建設で恩恵を受けるといわれている自治体の首長は、中止の方針にブーイングであるが、地元の反対と比べると当事者である感覚が感じられない。単に、今まで打ち出してきた方針にケチをつけられていることに腹を立てているだけではないか、と。

なんかこの問題は金の話が前に出ているように感じるのだが、私が反対する理由としては、やはり自然を破壊することの懸念だったりする。「耶馬渓しのぐ吾妻峡」の吾妻渓谷にも影響を与えるし、その下流もダムの影響はあると思う。ダムを観光の目玉にするという構想もあるようだが、大都市圏に近いダム湖は観光客というか訪れる客はけっこう多いが、あの場所だと交通も不便なので、期待するような起爆剤にはならないかと思う。


自民党総裁選が告示

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http://www.asahi.com/politics/update/0918/TKY200909180105.html

谷垣禎一、河野太郎、西村康稔の三氏が立候補を届け出た。谷垣氏は過去にも総裁選に立候補したことがある。いわばベテラン。河野氏と西村氏は同じ年齢で40代。河野氏は今までもわりと型にはまらない言動で知られている。西村氏は傀儡呼ばわりする声も一部にあるが、谷垣、河野の両氏では納得しにくい党内右派の受け皿という面もあるだろう。

世代間対決というように捉えられているが、個人的には調和を望むか、変化を望むかという選択ではないかなと思う。今回の選挙は地方票の割合が占めるわけだが、河野氏だと「自民党をぶっ壊す part2」という解釈になってしまうのではないか。衆院選で負けてうちひしがれているときに、大きな変化を望むのだろうか。2005年の衆院選で民主党が負けて前原代表に変えたら更に駄目になったの二の舞にならないか、という不安はありそうな感じがする。とはいえ、谷垣氏だと民主党の失策を待つ状況に追い込まれそう。西村氏はそんなに知名度がないし、唐突に出馬という感なので、地元兵庫はともかく全国的な支持にはならないのではないか。

実際のところ、総裁が誰になるかというよりは、総裁の下で一致団結して党再生にあたれるか、が問題になってくると思う。また足の引っ張り合いだと、党再生は遠のくだろう。


鳩山由紀夫内閣発足

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http://www.asahi.com/seikenkotai2009/TKY200909160190.html

今日、鳩山由紀夫民主党代表が内閣総理大臣に選ばれ、内閣閣僚名簿が発表された。

役職 氏名 過去の主な所属政党 閣僚歴
総理 鳩山由紀夫 自民、さきがけ 無し
副総理 国家戦略 経済財政 科学技術 菅直人 社民連、さきがけ 有り
総務 地方主権推進 原口一博 新進、国民の声 無し
法務 千葉景子 社会 無し
外務 岡田克也 自民、新生、新進、国民の声 無し
財務 藤井裕久 自民、新生、新進、自由 有り
文部科学 川端達夫 民社、新進、友愛 無し
厚生労働 年金改革 長妻昭 平成維新の会 無し
農林水産 赤松広隆 社会 無し
経済産業 直嶋正行 民社、新進、友愛 無し
国土交通 前原誠司 日本新、さきがけ 無し
環境 小沢鋭仁 日本新、さきがけ 無し
防衛 北沢俊美 自民、新生、新進、太陽 無し
官房 平野博文 無し
国家公安委員長 中井洽 民社、新進、自由 有り
金融 郵政改革 亀井静香 自民 有り
消費者 少子化 食品安全 男女共同参画 福島瑞穂 無し
行政刷新 公務員制度改革 仙谷由人 社会 無し

民主党内の「実力者」を揃えた、更に言えば党内バランスに配慮した内閣という印象だ。平均年齢は自分で計算したら60.7歳だった。麻生内閣が58.2歳だったそうなので若干上がっている。世襲政治家は少なく、親が国会議員なのは、鳩山、赤松、中井の三氏のみか。閣僚経験がある人が少ないのも特徴的。もっとも、野党だったのが今回与党になったのだから仕方がないのだが。鳩山総理自体閣僚経験がないわけだが、このあたりは菅副総理が支えていくのか。

内心期待できる人もいれば、危なっかしい人もいれば、何故この人が?という人もいるが、全てはこれからの結果で評価することにしましょう。