政治一覧

よーし、パパ自民党総裁選で盛り上がっちゃうぞー

Views: 3

マダムもいるわよー。

という、かけ声が聞こえてきそうな自民党総裁選であるが、やはり本命は麻生太郎ということになるか。推薦人も派閥横断的に名前が連なっている。自らが所属する麻生派からは一人のみ。余裕のある人は自派からの推薦人を少なくして、他の派閥からの推薦人を連ねる傾向にある。そういう意味では派閥の意味ってまだあるということか。その推薦人に高市早苗に稲田朋美もついているというのがアレだが。個人的には今回立候補した五人の中では麻生太郎がいちばん総理大臣にふさわしいと思う。というか、他の人がふさわしくない。ただ、この人はまわりがどん引きするような失言をしかねないので、失言が出る前に選挙にしたほうがいい。

石破茂前防衛相は、得意分野への見識はあるとは思うが、総理大臣が適役とは思わない。津島派フラストレーションを発散するための出馬ということか。ところで、津島派は石破派になるのだろうか。昔のイメージだと「派閥の長」という感じではないが、津島派や伊吹派があるのだから、石破派でもいいかもしれない。

石原伸晃元政調会長は元政調会長だから元政調会長と呼ばれているのだろうが、こういうように何と呼ぶかの取り決めがあるのだろうか。私としては元国土交通大臣と呼んだ方がいいと思うのだが、それともそれは黒歴史なのか。それだけ。

小池百合子、与謝野馨の両氏は推薦人に小泉チルドレンと呼ばれる人の名前が目立つ。与謝野馨首相になったら、次の選挙で初めて現職総理大臣が選挙で落選、という事態になりかねない(総理大臣経験者が選挙で落選したことはある)。これは邪推であるが、K元首相は小池、与謝野の二点買いなのではないか。で、小池、与謝野で二三位連合を組むつもりなのではないか、と。与謝野陣営の推薦人代表が野田毅元保守クラブ代表だ。保守クラブとは、ひどい書き方をすれば、保守党が保守新党になったときに泥船から自民党に逃げた野田、小池らが作った中継政党である。これはこじつけで、今でもつながりがあるかはわからないけど。しかし、何かが間違って寿司マダムが首相になったら日本が逃げ出すことも考えたくなってくる。ヒラリー・クリントンがあれだけがんばって結局アメリカ大統領になれなかったのに、寿司マダムが今回ひょんなことから日本の総理大臣になったら、日本は残念な国だと断定せざるを得ない。

そんな寿司マダムの推薦人は埼玉4区選出の早川忠孝議員の名前が。埼玉県連は麻生推しでいくって前から決めていたのになんでだよ、とつっこまれないか。


茨城の自民党の話題二題

Views: 3

自民党総裁選を行うにあたって、各県連では党員の予備投票を行うと言うが、茨城県は、

一方、茨城県連は党員投票を実施しない方向だ。県連の重鎮の山口武平・県連会長が2日、「県連は麻生支持で間違いない」と述べた。山口氏は、麻生氏と親しい関係で知られる。県連内では「党員投票をやるべきだとの声もあるが、山口氏に逆らえる雰囲気ではない」と困惑の声も漏れる。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080903-OYT1T00433.htm

逆らえる雰囲気ではない。さすが山口武平。逆らえる雰囲気ではないとまで言われる政治家は今では稀有だろう。貴重な存在だ。と、書くと皮肉っぽいが、皮肉ではないよ。もっとも、山口氏に意見できるような人がいない、というのは好ましくないとも言えるが。

あと、居眠りする県議の写真を載せたブログがきっかけで議会の傍聴が規制されたという話。この県議は自民党の鹿行地域の選挙区から選出された議員。まあ、茨城県議会はほとんどが自民党なわけだが。私も市議会を傍聴したことがあって、そのとき居眠りしている議員を見つけたけど、このブログには居眠りしている議員がいたことは書いたが、個人名までは出さなかった。当然写真は撮っていない。考えは人それぞれだけど、個人名を出して写真まで掲載する必要があったのか、とは思う。ある種の自主規制はすべきではないか。よほど腹が立ったのであれば、まずその議員に抗議をして、納得できる回答がなかったのであれば写真を公表するとか。ただ、議会が一律で規制を強化するのはよくないことだとは思う。


福田首相が辞任

Views: 2

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080901-OYT1T00613.htm

唐突で驚いた。大臣を変えてまもないだけに。何のための内閣改造だったのかと思う。安倍首相の場合は体調の問題もあったので理があると言える面もあったものの、今回はそういうのもなさそう。

麻生禅譲という流れになるかと思いきや、普通に総裁選をやって総裁を決めるらしい。民主党の代表選無投票を批判した以上はやらざるを得ないだろうけど。小池、野田という名前も出ているが、本当に現実的なのかという気はする。出来レースを隠すための名前ではないかとも思ったり。麻生太郎という政治家は若干の魅力があるとはいえ、それほど高い能力を持っているとは思っていない。ただ、一応切り札扱いなので、切り札を切らないで負けるのであれば、切って負けたほうがいいとは思う。自民党的には小泉再登板というのが上策ではないかと思うが、党内に小泉改革を否定する流れもあるし、何より本人のやる気がなさそうなので難しいか。

しかし、これで改革クラブの話題が吹き飛びそう。産経新聞の記事によると、衆議院議員を改革クラブに引き込むと大江康弘議員は言っているが、衆議院議員が選挙を前にして小政党に入るわけがない。改革クラブを経由して自民党に入れるなら別だが、自民党側も空いている席がほとんどない。自民現職との公認争いをしなければならず、現実的にはあり得ない。そういうわけで改革クラブに入るメリットが全くない。この発言って、参議院議員を引き込む見通しが立っていない、ということなのかな。誤算続きで涙目になっていそう。


改革クラブは4人で結成

Views: 7

昨日、改革クラブ結成の記事を書いたが、結局姫井由美子議員が参加を見送って4人で結成することになった。姫井さんについてはいろいろと批判の声があるが、改革クラブに行ってもメリットはないし、離党を思いとどまったのは正解ではないか。岡山では県議をつとめてそこまでは問題なかったはずなのだから、しばらくおとなしくしていて地道に活動して失地回復すればいいと思う。民主党的には言うことを聞かない議員を厄介払いできたし、(私は知らなかったけど)自民党の参院選候補に公募するという噂が出ていた松下新平議員と、自民党会派に属している荒井広幸議員を、改革クラブという組織に閉じ込めることができたということで、どちらかというとプラスだったのではないだろうか。

所属議員が4人になったので政党の要件を満たさなくなった。自民党が裏で手を引いている、というよう話が出ているけど、本当に自民党が改革クラブを支援する気があるならば話は簡単で、自民党から改革クラブに1人レンタル移籍すればいい。そのあたりは荒井広幸幹事長がよくご存知であろう。改革クラブ結成の会見の写真を見て、新党日本結成の出来事がフラッシュバックした。みんなで「チームニポーン」とか言っていたの。


「改革クラブ」結成

Views: 15

http://www.asahi.com/politics/update/0828/TKY200808280155.html

民主党の渡辺秀央、大江康弘、姫井由美子、無所属の荒井広幸、松下新平の各参議院議員で新しい政党「改革クラブ」を結成。この五人で政党を作るのは昼頃知って、名前がまだ出ていなかったので、新しい政党の名前を考えてあげよう、という記事を書こうと思ったら、夜の時点でもう名前が決まってやんの。せっかく、新民主党とか、新保守新党とか、名前を考えていたのに。改革クラブって、小沢辰男か。いや、こういう名前にしたということは、本気で自民、公明、改革クラブで連立を組もうとしているかもしれない。

まあ、渡辺秀央、大江康弘の両氏の民主党離党は織り込み済みだと思うのだが、姫井由美子議員の離党は意外だった。支持者に説明がつくのだろうか。なんか軽率に離党してしまった感じがする。そして、荒井広幸という名前がここで出てくるとは思わなかった。自民党と統一会派を組んでいるわけだが、新政党参加で自民党と距離を置くことになるのか。

どのみち時限政党になるとは思うが、民主党にはそれなりのダメージになるか。大江康弘なんて前の選挙で公認しなければよかったのに。

政治情報をまとめている者としては、やはり過去にあった小沢辰男代表の改革クラブと名前が被っているのがどうも気にくわない。もっとも、気にくわないのは名前だけではないけど。


民主党代表選は無投票

Views: 4

http://www.asahi.com/politics/update/0822/TKY200808220064.html

私はこれでいいと思う。ここで小沢一郎以外の別の人が代表になるというのは考えにくい。選挙をすれば民主的というイメージがあるが、実際は裏で多数派工作が行われ、選挙後にはしこりが残る。選挙をして代表を決めたほうがいいときもあるが、そうでないときもある。

選挙で決まった民主党の代表は不本意な形で辞任しているというイメージがあったのだが、

  • 2代目:鳩山由紀夫→幹事長人事の失敗、自由党との統一会派騒動等で辞任
  • 3代目:菅直人→年金未納問題により辞任
  • 4代目:岡田克也→総選挙敗北による辞任
  • 5代目:前原誠司→堀江メール問題により辞任

と、鳩山代表以降は皆不本意な形で辞任しているのであった。この中では無投票で代表になった岡田克也の辞任理由がいちばんまともだったりする。

この件で野田佳彦グループと言える「花斉会」の動向が取り上げられたが、このメンバーが、どうも統一感がないように思える。右な人もいるかと思えば、そうではなさそうな人もいるし。あまり詳しくないので何とも言えないけど。ただ、たかが19人のグループをまとめられないようではだめなのではないか、というようなイメージがついたように思う。


福田改造内閣の顔ぶれが決まる

Views: 3

http://www.asahi.com/politics/update/0801/TKY200808010274.html

良く言えば実績がある人を揃えた、悪く言えば新鮮味のない内閣だ。

谷垣禎一国交相の横滑りがなんだかなぁ、と思う。谷垣さんは自分はいいから子分を何とかしてくれ、とか言わないのかな。国交相と言えば、扇→石原→北側→冬柴と歴任してきたので、自民党的には重要ポストではないのかもしれないが。あと、公明党一枠は環境相に。国交相と比べると環境相は重要度が下がったように思う。

参議院自民党は矢野哲朗、吉村賢太郎の両氏の入閣を求めたというが、全然違う結果に。林芳正防衛相はともかく、中山恭子少子化拉致問題担当相は参院枠とは言えないだろう。矢野哲朗氏はいい加減入閣をあきらめたほうがいいね。

福田首相は「安心実現内閣」と名付けたが(はっきり言ってこの根拠はよくわからないが)、私が名前を付けるなら「B級アーティストのベストアルバム内閣」となる。そこそこ有名な曲がけっこう入っている、その中には懐かしい(古い)曲もある、でもミリオンセラーになったような曲は入っていない(そもそもそのアーティストはミリオンセラーは出していない)、ベストアルバムと言いながら新曲も何曲か入っている、そんな感じ。

どちらかというと、党四役のほうが刺激的。麻生幹事長で古賀選対委員長は大丈夫か。確かに選挙もしないで選対委員長を辞めるわけにはいかないと思うが。麻生氏は選対委員長を前のとおりに幹事長の下に置くように要望したが、福田総裁が断ったらしい。麻生氏の言うことはもっともだが、古賀氏がはい降りますとは言わないだろう。あと郵政造反組の保利耕輔政調会長とか。野田聖子氏入閣もそうだけど、すっかり元の鞘に収まりつつある。


鳩山、新座、富士見

Views: 9

東上線沿線の鳩山町、富士見市では、いずれも国政与党が推薦した候補者が無党派候補に敗れるという結果になった。今日の埼玉新聞の記事を見ると、富士見では民主党も現職を支援したらしいのだが、当選した無党派候補と共産党、富士見市民ネットが支持した候補のデットヒートで現職はすっかり蚊帳の外だった。鳩山は自公に加え連合埼玉も現職を推薦したが勝てなかった。

一方、新座では辛勝とはいえ、自公が推した現職が当選。この差は何なのだろうか。タレントの問題と言ってしまうとそれまでだが、「無党派の風」という言葉を使うのは安直ではあるが、そういうものを掴めたか掴めなかったかに差が出ているようにも思う。


冨原亮道議の件

Views: 7

以前、このブログで冨原亮道議がサミット反対のデモ行進に憤るという記事を書いたが、7月8日のサミット反対のデモ行進の記事をさっくり消して、Wordpressの設定も変えたようだ。13日には「更新作業すっかりご無沙汰しておりました。早く携帯からの更新をマスターしなければと思っています。」とだけ書いている。一度載せた文章を何の断りもなく丸ごと削除する、らしい。一応、件の記事はスクラップを取っているのだが、全文をここで転載、ということはしない。私としては許すまじと思っているわけではないが、一度取り上げたことなので、こういうこともあったということをメモしておく。

ちなみにはてなブックマークの該当部分のリンクも貼っておく。


加藤紘一衆議院議員の発言について

Views: 2

加藤紘一衆議院議員が「拉致被害者を返すべきだった」と発言していろいろ議論になっているようだが、加藤氏のホームページでは、発言の一部分だけが報道されてるとして、前後の文脈を知っていただきたいと、長いやりとりを載せている。

要するに、返すという約束で日本に帰ってきたのだから約束は守るべきだ、約束を守らなかったから拉致問題が解決していない、という考えのようだが、北朝鮮という国を考えると、まともな外交テクニックで解決できるはずがない。そもそも、5人の拉致被害者が帰ってきたこと自体、多額の援助があってのことで私は評価していない。私だけでなく、皆さんが好きな(私はあまり好きではないけど)櫻井よし子氏も、今調べて知ったのだけど批判的に意見を残している。北朝鮮はおそらく拉致被害者が日本から帰ってきても帰ってこなくてもどちらでもよかったと考えていたのではないか。どっちに転んでもメリットがあるシナリオを描いていたのだと思う。それは結局、終始北朝鮮主導でこの問題が動いているからに他ならない。すなわち、返すべきだった、返さないべきだったを論じても、解決に結びつくことはないと思うのだが、少なくとも5人の拉致被害者が帰ってきたことは、本人とその家族にとっては喜ばしいことには違いない。それを「返すべきだった」と言ってしまっては、やはり関係者が怒るのも無理はないかなと思う。

ただ、ここぞとばかりに加藤叩きをする人には同調できない。北朝鮮性善説をとるのであれば、「返すべきだった」という発言をすることは理解できる。そこは認識の違いなのだけど、意見の違いを一切認めないというのは危険な考えだ。

あと、選挙民の責任を問う意見もあがっているが、次期衆院選の山形3区は加藤紘一vs社民党の誰かの一騎打ちの可能性が高く、そうなると今回の加藤発言を批判的に思っても選びようがないではないか。そのあたりは選挙区事情を理解してほしいと思った。せめて斎藤淳元衆議院議員がいるときになんとかなればねぇ。選挙に話を向けるのであれば、公認する自民党の責任を問うか、反加藤勢力が誰が立候補するかのどちらかの動きがあるべきだと思うけど。