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http://www.asahi.com/politics/update/0302/006.html
民主党のダメなところを挙げてみよう。まあ、あらかたダメなのだが。
まず、渦中の永田議員が一旦辞意を表明しておきながら、それを撤回したこと。挙げ句の果てには入院で雲隠れしたこと。党本部の意向が多分にあったのだろうが、辞めるならば辞める、辞めないなら辞めないで一貫すべきだった。そして、堂々とするべきだった。入院劇では姑息な印象を受けた。
野田国対委員長の後任についても、前の代表戦で負かした菅元代表や、前の選挙の戦犯として役から降りた仙谷前政調会長に声をかけていて、人事にもう節操がない。混迷もいいところだ。どうせなら岡田前代表にしてしまえばいいと思うのだが。
そして、いちばんダメなのは、記事の通り、送金疑惑を完全に否定したこと。言うまでもなく、メールが偽物であることと送金が実際にあったということは別の問題である。事実、前原代表はそのことを随分強調していたではないか。疑惑自体は完全シロとは言えない状況である。それにも関わらず、自民党に屈する形で疑惑自体がないことを認めてしまった。自己の根幹を否定したということだ。
これくらいで追い込まれる民主党もどうかと思うが、ここまで自民党が追い込んだのは相当な年明けからの逆風に対しての危機感があったからだと思う。議席は多く獲得しても、大政党としての余裕はなくなってしまっている、と感じるが、これは現在の世情に起因しているという側面もあるので、一組織の変質だけでは片付けられない。
とにかく、自民党としても、民主党は生かさず殺さず、がいいと思うので、どういう決着が図られるか。どっちにしろ、ここまで来ると前原代表が辞任するしか袋小路を脱出する方法はないと思うけど。
(追記)
楢崎弥之助さんも言っているが、こうなった以上前原代表が辞めるしかない、と思っていたら、後任の国対委員長に渡部恒三氏が。正直、忘れていた。この前、竹下派七奉行は誰だったかと調べたばかりなのに。結局、困ったときのじじい頼みかとも思うが、いい人選ではないかと思う。しかし、だったら最初から渡部氏に頼めばよかったのに。まだ無所属の会にいるとでも思っていたのか。