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北越の旅3日目

十日町では、宮脇俊三さんの本に出てきた旅館が前身だと思われるホテルに泊まったのだが、おすすめできるか、おすすめできないか、と聞かれたら、後者の判断を下さざるを得ない。電話で予約したときからやばい感はあったのだけど、宮脇さんのいくつかの本の中でも、電話の対応は素っ気ないが実際に行ってみると愛想よく対応してくれた、みたいな例がいくつも書かれていたのでそういう期待をしたのだが、そうではなかった。独立系のホテルは当たり外れが大きくて、最近は当たりが多かったのだけど、そればかりというわけにもいかない。だから、どうしても均質なチェーンのホテルを選んでしまう。

昨日の夕方から今日の午前中くらいまで十日町市に滞在していたのだが、よい部分と悪い部分の振れ幅があって、総じて疲れた。

帰りは越後湯沢まで出て新幹線で帰った。大宮から埼京線~武蔵浦和~武蔵野線で帰ろうして、大宮でまもなく発車する列車に乗ったら、それは川越行きだった。仕方がないので、川越まわりで帰ることにする。疲れているな。早めに帰る日程でよかった。もっとも、武蔵野線はダイヤが乱れていたようだが。


北越の旅2日目

高岡から雨晴海岸に行く。天気がよければ立山連峰が見えるとのことだが、あれか?という程度にしか見えなかった。上のほうに雲がかかっていたし。雨晴から伏木に戻って、如意の渡しに乗ってみる。200円で15分間隔。乗客は私と他にもう一人。中伏木側から乗ってくる人は6人くらいいた。小さい船でこまめに客を運んでいる感じ。中伏木から万葉線に乗る。乗ったときは客は2人しかいなかった。途中からそこそこ乗ってきたが。米島口アルビス米島店前(一応これが正式駅名、らしい)で乗り換えることになった。降りる電車と乗る電車の口がくっついていたので、電車外で歩いたのは1、2歩程度。自分史上最短乗り換え所要時間。万葉線は単線区間もありながら15分に1本の運転間隔で走らせており、がんばっていると言えるのではないか。

高岡も世界遺産を目指しているらしいが、本当にこのレベルで世界遺産だと、日本中が世界遺産だらけになってしまう。あと、高岡開町400年ということで、前田利長を「利長くん」というキャラクターが街のあちこちで見かけるのだが、もう死んだ人だからいいとはいえ、「利長くん」呼ばわりはさすがの前田利長でも怒るのではないだろうか。

本当は今日は富山で泊まるつもりだったのだが、明日の午後の特急列車が軒並み満席で、今日のも乗ろうとした列車が満席になってしまい、慌ただしく富山を後にすることにした。駅構内の店で白えびを食べる。ここで食べることは多いのだが、値上げしていた。原油高とかの影響か。あと、カレー屋があったのだがなくなっていた。

今日は十日町で泊まることにする。「へぎそば」を食べる。けっこうしっかりした食べごたえのあるそばだった。


北越の旅1日目

今日から北陸を旅する。最近仕事が忙しくて準備が後手後手にまわって、当初案とずれずれになってしまった。

とりあえず、新宿から福井まで夜行バスに行く。これは早めに手配しておいた。3連休前の新宿高速バスターミナルということで相変わらず混んでいた。ただし、バスは10分程度遅れての出発で、これは優秀なほうであろう。ただし、福井の到着が10分ちょっと遅れた。

福井には半日くらい滞在した。福井鉄道に乗る。鉄道部から軌道部に乗り入れる。20分に1本というのは、路面電車としては、本数が少ない。福井であればそんなものでいいのかもしれないが。あと、市役所前は武生方面、福井駅前方面、田原町方面から来た電車が乗りいれてきて、ややこしいことになっている。足羽川を渡ったら、北の庄城趾を経由して福井駅前に着いて、そこから市役所前、田原町に至る、というようにしたほうがいいのだろうけど。

福井から金沢までは特急列車で移動する。10分くらい遅れた。ホームに着いて列車が来る予定の数分前に遅れています、の放送。遅れている理由は知らせない。普段は文句を言っているけど、こういうときに東京の鉄道事業者の列車遅延情報提供の優秀さを思い知る。

金沢に行く。金沢の中心部の商業の空洞化が進む、みたいな記事を見たのだが、そこに、金沢と言えば兼六園と金沢21世紀美術館(それがあるのは中心部)、というような記事があった。兼六園は行ったことがあるが、金沢21世紀美術館は行ったことがない。近くを通ったので行ってみることにした。無料で見られる部分だけ見る。結論を書くとけっこうおもしろかった。市民アートというのか、そういうものを並べてあるあたりとか。いちばんおもしろかったのは、絵が描いてあるタイル状の板かなんかが床に敷き詰めてあって、そこを人が踏んで歩いていくという、名付けて「踏みアート」。藤井フミヤのアレか。こういうのは自分にあったものを見ておもしろがるのがいいと思う。金沢は芸術に力を入れているようだが、確かに芸術を理解する力が、知力につながっていく部分はあるのかな、とは思った。

金沢からは寄り道しつつ高岡に行く。今日はここで泊。

最後に、北陸の中年女性って、わりと普通に割り込みをするのか?行列に並んでいる人から順番に、という概念がないのか。何度も割り込みされた。


東京都檜原村に行ってみる

東京都檜原村に行ってみた。なんだかんだで昼前の出発。北朝霞から武蔵野線、中央線、青梅線、五日市線経由で武蔵五日市まで行く。青梅線もデフォルト10両になったみたい。確かに客が多い。五日市線は6両編成でそこそこ混んでいたが、東秋留、秋川で降りる人が多かった。

武蔵五日市からはバスに乗る。昼過ぎだったからか、混んではいなかった。払沢の滝入口で下車。払沢の滝まで行ってみる。駐車場に車はけっこう停まっていたのだが、それほどの人はいなかった。滝はそれなりに見応えがある。冬は凍るらしいが、冬場にあそこまで行くのはそれなりに覚悟しないといけないのではないか。それなりに整備はすると思うけど。

檜原村中心部を少し歩こうと思っていたら雨が降ってきたので、バスの時間になるまで村役場のスペースにいた。一本バスを見送ったのだが、そのバスはけっこう混んでいて、私が乗るバスもそうかと思ったら、そんなに混んではいなかった。それでも、途中からぽつぽつと人が乗ってくる。檜原村は山間の静かな村、という感じだったが、観光客の車やバイクの量は多い。武蔵五日市駅の手前で少し渋滞になった。五日市まで来ると雨はやんでいた。

帰りは経路を変えようと、拝島から西武線で秋津まで行って、新秋津から武蔵野線、という経路で帰るつもりだった。拝島から西武拝島線に乗ったまではよかったのだが、小平で降りるつもりが萩山で降りてしまった。仕方がないので、いちばん早くに発車する国分寺行きに乗って青梅街道で降りて、新小平まで歩くことにする。つい最近、逆のルートをたどったのでわかっている。途中にあったラーメン屋で夕食をとった。これで、自分としてはミスを帳消しにしたつもり。


東横インクラブカード

そういえば、この前鳥取に行ったとき、東横インクラブカードを作ったんだった。私は以前、20泊すると1泊分の無料宿泊券がもらえる、という会員だったのだが、今ではそのコースの新規受付はしていない。そんな私に、東横インクラブカードに切り替えないか、という案内が来たのだ。東横インクラブカードは10泊で1泊分の無料宿泊券がもらえる。やった。でも、切り替えて会員になるのに500円かかる。がーん。以前に会員になったときも入会金1000円を払った。地味に入会金で稼がせている気もするが、私が東横インの会員になったのは、無料宿泊券よりも日曜祝日の割引が目的で、その元はとっているので、まあよしとする。東横インクラブカードはICカードで、何泊したかの情報がカードに入っていて、ホテルのフロントで無料宿泊券がもらえるとのこと。結局、無料宿泊券を郵送で送るのが手間だし、送料もかかるのでシステムを変えたと思っているのだが、どうだろう。

ちなみに、来年3月末日までのキャンペーン期間を過ぎると、入会金が3000円かかる。3000円はけっこう高くないか。入る人が少なくなりそうだ。戦略的に「ご好評につきキャンペーン期間を延長します」とか言いそうだが。


茨城に行った

茨城に行った。茨城と言えば「ときわ路パス」という、茨城県内のだいたいの鉄道に乗れるというフリー切符がある。乗れないのは関鉄龍ヶ崎線と、つくばエクスプレス。あとは、JRと三つの鉄道線が乗れる。これは茨城県内のJRの駅でしか売っていない。そこまで運賃別払いなのはいいとしても、その駅で切符を買うために一度改札を出る、というようなことをしなければならない。いちばん近い駅は取手なのでまずそこまで行く。取手までは新松戸から直通列車があり、取手では5分の乗り換え時間があって、その間に切符を買う、つもりだった。ところがそれは平日ダイヤの話だったのだ。新松戸に来た列車は我孫子までしか行かない。とりあえず我孫子まで乗る。予定変更か、と思っていたら、上野からの取手行きの列車が来た。これに乗ると取手での乗り換え時間は3分。取手に着いて、急いで切符を買って、グリーン券も買って、またホームに戻る。ぎりぎりだった。これはおすすめできない。「ときわ路パス」を買える券売機は少ない(緑色の券売機では買えず、薄紫色の券売機で買った)ので、券売機に先客がいたらまず間に合わない。

長時間乗るのでグリーン車にした。普通車は学生なんかでけっこう混んでいた。データエントリー作業が進む。

大津港まで行って、そこから特急列車で引き返す。常陸多賀まで乗るのだが、自由席特急券が720円なのだ。よくよく考えると高いな…。特急で急ぐ理由は、ここから那珂湊まで行って魚でも食べようと思っていたのだ。そしたら停車駅ではないはずの高萩で長時間の停車。何かと思ったら、車が線路に落ちたらしい…。けっこうお腹が減っていたので、結局那珂湊での昼食はあきらめ、30分遅れで着いた日立で降りて昼食を食べることにした。日立なら駅前にめぼしい店があるかと思ったのだが、めぼしい店はなく、そば屋はまだ開店していなかったので、ハンバーガーになった。

勝田に行って、ひたちなか海浜鉄道に乗る。茨城交通時代には乗ったことがあるが、ひたちなか海浜鉄道に転換してからは乗ったことがなかった。ときわ路パスで乗ることができる。1両編成でけっこう混んでいた。1両編成だから混んでいるのだが。そもそも1両編成が1時間に1~2本という体制で収益をあげるのは難しいと思う。実際どうなのかはわからないが。那珂湊で下車して、殿山駅まで歩く。途中、那珂湊港に至る道を歩いたのだが、車道は渋滞して、歩いたほうが速いくらいだった。そのナンバーを見てみると、ほとんどが県外ナンバーである。こういうのを見ると、ひたちなか海浜鉄道がもったいなく感じる。殿山から阿字ヶ浦まで乗って、また折り返す。阿字ヶ浦まで乗った人全員が折り返し組だった。海浜鉄道だけど、ほとんど車窓から海は見えません。

帰りは水戸線~関東鉄道~つくばエクスプレス~武蔵野線という経路で帰る。帰りの武蔵野線が混んでいた。最近、よく武蔵野線に乗るのだが、こんなに混んでいなかったのにな。


山陰の旅3日目

山陰の旅と言っても今日はほとんど山陰にいない。

鳥取を朝早く出る特急スーパーはくとに乗る。朝早くてもそれなりに乗客はいる。自由席でもよかったのだが、新幹線との乗り継ぎ割引がきいて値段はそれほど変わらないので指定席にした。

朝早く鳥取を発ってそのまま東京に帰るのでは、昨日のうちに帰れよ、ということになるので、大阪に寄ることにした。新大阪から梅田乗り換えで関目高殿まで行く。この中でちょっとした有名人らしき人をみかけたのだが、それは別で書こうか。関目界隈でお好み焼きを食べて、関目成育まで行く。関目成育から今里筋線に乗る。これがけっこう人が乗っていた。どうせ空いているだろうと思っていたら。それでも立つほどではない。4両編成のミニ地下鉄だと多少乗っていても赤字だろう。やはりミニ地下鉄程度の需要だと採算をとるのは難しいと思う。

鴫野で降りて、JR一駅放出まで行って、おおさか東線に乗る。これでJR再完乗。放出に着く快速が41分発で、おおさか東線の列車が40分発だったので、快速を待って発車するのかと思ったら、待たずに発車した。このあたりは協調していないのか。この列車は空いていた。それなりに利用客はいたが。やはり新大阪までつないで初めて価値があるように思う。

あとは大阪をぶらぶらした。新大阪から15時頃の新幹線で帰ったが、東京までの便は軒並み満席だった。


山陰の旅2日目

鳥取の観光地と言えば、10人中9人が思いつくのが鳥取砂丘だと思う。私はまだ行ったことがなかったので行ってみた。周遊きっぷで鳥取駅から鳥取砂丘までのバスが乗れる。バスも混んでいた。もちろん車で来る人も多くて、鳥取砂丘の近くは道も混んでいる。訪れる人もそれだけ多いということだ。バスを降りて砂丘へと行く。その景色を見てまず思ったこと。「おもしろい」。一面砂の景色なのだが、起伏があって、砂の坂を人が上ったり下りたりしている。その光景がおもしろい。普段見る景色と現実離れしていて、なんか砂の山を上る姿が前世で犯した罪を贖っているようにも感じた。自分も罪を贖ってみる。体を横にして上ると上りやすい。スキーで雪山を上るような感覚である。海岸に降りることもできるが、そうしたらまた上ってこなければならないので、そこまでは行かなかった。パラグライダーの体験もしていた。あと、ラクダにも乗ることができる。当然有料。写真撮影も有料。ただラクダを撮るだけでも金をとると書いてあったが、それだけで金をとることができるのだろうか。個人的には曲芸みたいに細い柱に立って馬車に乗るようにアナウンスをしているお姉さんに感銘を受けた。笑顔で写真撮影に応えていた。人がたくさんいても気にならない観光地という点ではポイントが高い。来た価値があった。なお、帰りのバスも混んでいて、立つ客もいた。

砂丘近くの店では傘や長靴を貸し出していた。確かに靴は問題である。裸足で歩くという選択肢もあるが、私は後々がめんどうくさいのでスニーカーのままで歩いた。雨が降っていたらたいへんだったが、晴れたのはよかった。ただ、暑かった。梨ソフトクリームを食べ、梨ジュースを飲む。

市内に戻ってきて、鳥取は尾崎放哉の出身地ということでそれなりに推しているようで、この界隈に行ってみたのだが、特に案内もなくどこがそれだかよくわかなかった。こういうのは、気合いを入れていくものではなく、このあたりをぶらりとしてみて、「あ、ここがそうなのか」と言う感じで訪れるものだと思うのだが、そういうきっかけになるようなものが見つからなかった。やはり尾崎放哉は小豆島に行ってみないといけないか。

時間があったので、白兎神社に行ってみる。行きはJRでということで末恒駅まで行く。駅から近いと思い込んでいたのだが、実は2Kmある。歩けないことはないが、やはり遠い。白兎神社の近くに道の駅があって、そこが混んでいた。神社にはそれほど人がおらずひっそりとしていた。白兎神社からバスに乗って帰ってくる。このバスも周遊きっぷで乗れる。

鳥取と言うと東京の感覚だと、遠くてなかなか行かない場所であるが、よくよく考えると京阪神からはけっこう気軽に来られる場所である。道の駅の駐車場に停まっている車を見ると、京阪神地域のナンバーが半分くらい、残りが地元鳥取がその半分、岡山・広島あたりがその半分くらい。関東のナンバーもあったがかなり少数だった。


山陰の旅1日目

昨日の記事にも書いたが、サンライズに乗って東京を発った。乗ったのはサンライズ出雲。着いたのは松江。新所原で線路に人が立ち入ったということで、1時間以上遅れて松江に着いた。通勤電車が1時間遅れたら抗議ものだが、サンライズが遅れても、その後で時間が決まった用事がなければ文句はない。どうせなら2時間遅れれば払い戻しになるのでなおよかった。もっとも、そうなるとさすがに旅程に影響がでてくるが。ちなみに切符は周遊きっぷを使っている。

松江に来るのは本当に久しぶり。以前、路線バスの旅でバスを乗り継いだ、というのを除けば、1999年以来、9年ぶり。そのときは古江のユースホステルに泊まって、翌日、松江温泉駅から松江駅までバスに乗ってそこからバスに乗って、七類港に行って、隠岐に行ったのだった。これは来たうちに入るのか?更にその2年前も来ている。そのときは松江城のあたりをぐるっと歩いた。これは来たうちに入るだろう。その間、同じ島根県でも出雲、大田、浜田、益田には泊まったこともあったのに、松江には縁がなかった。

そういうなかなか縁遠い松江なので、少し街を歩いてみる。松江城のあたりはかなりの観光客がいた。堀川遊覧船という観光用の舟が行き来しているのだが、それに乗っている客もけっこういた。むろん、観光に特化した街というわけではなく、都市としてもかなりの規模を持っている。めのうを売っている店が多かったが、私としては松江と言えばめのうよりもRuby。プログラミング言語Rubyの開発者が松江市に在住している。何かないかと思っていたら、「Ruby」と書かれた赤いTシャツを着ている人が歩いていた。話ができすぎていて、そのRubyなのかわからない。ただ、私はRubyは使ったことがありません。

松江から特急やくもに乗って根雨に行く。根雨は名前が気になって行ってみたかった場所だ。米子からだと特急列車で20分。志木から池袋に行くようなものだ(列車の運転本数は全然違うが)。周遊きっぷも根雨までは範囲内だ。おおよその想像はついていたが、行ってみると山間の小さな街である。それでも、それなりに街には店があったり、趣もあった。

米子に戻って境線に乗る。境線は妖怪がそれぞれの駅にひもづいている。米子駅はねずみ男だ。鼠先輩の先輩である。観光客らしき人たちが、米子駅ホームのねずみ男の像の写真を撮っていたのだが、地元の人はどう思っているのだろうか。愛らしいキャラクターならまだしも、妖怪である。同じ鼠ならミッキーマウスのほうがよかったと思っているに違いない。飛行機に乗るわけではないが、米子空港駅まで行ってみる。米子から米子空港まで30分。根雨よりも時間的には遠い。距離的には半分以下なんだけど。行きも帰りも1両編成で、混んでいた。行きは座ろうと思えば全員座れるくらいの混雑度だったが、帰りは間違えなく混んでいた。観光帰りの人たちが多かった様子。ローカル線に冷淡なJR西日本の本領発揮と言ってもいいが、観光で売るなら、観光客を受け入れるような体勢を整えよ、と言いたい。列車に妖怪の絵を描くとか、本質的にどうでもいいことはやっているんだけど、本質的な改善はやっていない。それをやると金がかかるからだろう。そこまでやる覚悟はないということか。

今日は鳥取に泊まる。時間的には米子泊が適当だったのだが、鳥取だと二連泊にできるので、無理にでも今日中に鳥取まで行ってしまうことにした。米子からスーパーまつかぜに乗る。2両編成の短い特急列車だが、座るのは問題なかった。


日本でいちばん好きな列車に乗る

要するにサンライズ出雲・瀬戸なんですが。

乗っていて不愉快になる列車はあまたあるけど、乗っていて嬉しくなる列車というのはそんなにない。今回はシングルに乗る。B個室を買うと、だいたいソロはいっぱいでシングルになる。値段が多少違うが、ソロでもシングルでもいい。しかし、A個室となるとやはり気が引ける。だけど、いつかは乗ってみたい。でも、乗るときは「B個室はいっぱいですが、A個室なら空いています」と言われたときではないか。自分の意志では乗らなさそうな。

通勤電車なら十人はいるスペースをひとりじめ、しかも寝ているうちに移動してくれる、まさに夢のような列車。

列車の中から仕事帰りの労働者の姿を見る。違う世界の人になったみたいだ。もっとも、ついさっきまで私もあっち側だったんだけど。しかし、東海道本線沿線で通勤している人は、サンライズの姿を見せつけられるわけだ。何とも思わない人もいるだろうが、私だったらたまらない。向こう側がうらやましくて。

サンライズに乗って、逗留地で一泊するも何もしないで、またサンライズで帰ってきたら阿房列車みたいだ。私の場合、何もしないはもったいなくて、いろいろとあがくわけだが。

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