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山田太郎参議院議員がおおさか維新の会に入党したものの、2日後に離党する、ということがあった。次期参院選で埼玉選挙区の候補として擁立されることになって、離党にあたって「埼玉で活動するのは難しいと判断した」と説明していた。本人は比例区で立候補したかったのだが、埼玉選挙区からの立候補を求められて当てが外れた、ということなのだろう。
前々回の参院選では、自民党、民主党は党内の最下位当選者は10万票以上の票をとっている。一方、みんなの党は最も票を獲得した候補が87863票、最下位当選者は37191票、山田太郎氏は30663票で落選しているが、繰り上げで当選している。前回の参院選は自民党の最下位当選者は77173票、民主党の最下位当選者は152121票、日本維新の会の最下位当選者は32107票、みんなの党の最下位当選者は47756票。すなわち、自民党、民主党よりも、日本維新の会、みんなの党のほうが個人の票が少なくても当選できる、ということになる。それで、今回の参院選で個人票が少なくても比例区で当選できそうな党はどこか、ということになると、おおさか維新の会、ということになり、お維(おおさか維新の会の略称)はおいしい、ということになる。
おおさか維新の会の現時点での比例区の候補者のラインナップを見てみると、元民主党の人が多いなと思うが、有力そうな候補はあまりいない。党の幹部である片山虎之助氏は党としても当選させるよう力を注ぐのだろうが、他の候補は僅差で当落が決まるのではないだろうか。