今枝由郎「ブータンに魅せられて」

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ブータンに住んでいた経験がある著者がブータンについて記した本。好意的であるが客観性を持った視線でブータンについて書かれている。日本とブータンではかなりの違いがあるが、どちらがいい、悪いではなくて、自国民の特性にあった道を選べばいいのではないかと思う。特に宗教的なバックボーンが大きく違う。ただ、道路建設などの国土開発について書かれた件では、日本とブータンで持っているものが違うということもあるが、ブータンのほうが合理的であり、日本のほうが無駄なことをしているのではないか、と考えさせられた。

ブータンに魅せられて (岩波新書)

ブータンに魅せられて (岩波新書)


久しぶりに特急草津に乗る

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先日、久しぶりに特急草津に乗った。今では1日3往復。上野から自由席に乗ったのだが、けっこう混んだ。中之条、長野原草津口で降りる人が多かった。終点まで行く人はあまりいなかったが、少し前に乗ったときにはもっと少なかったという話を聞く。草津温泉の需要があるから無くなることはないだろうけど、末端部は危ないかもしれない、とも思った。


九州バス協会が高速道路割引の拡充に反対する要望書を提出

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http://www.asahi.com/business/update/0526/SEB200905260027.html

高速道路の割引によって、高速バス利用者が激減し運行に支障をきたすということで、拡充に反対する要望書を提出したとのこと。

そもそも、国の政策で発達した高速道路網に乗っかって、高速バスは鉄道から客を奪ってきたという面もあるわけだが、今度は国の政策で客が離れていくというのはちょっと皮肉。もっとも、一般路線バスの赤字分を高速バスで補填するという収益構造になっている会社が多いので、皮肉ばかりも言っていられない。確実に言えるのは、この拙速かつ乱暴な制度が至る所に悪影響を及ぼしているということだ。


JR東日本の多発する輸送障害について

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http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/090528/dst0905280802000-n1.htm

JR東日本の輸送障害が他の鉄道会社に比べると多いという産経新聞の記事。記事の着眼点はいいのだが、JR東日本に対する突っこみがちょっと甘い。

JR東日本が多発する輸送障害についてどう認識しているのか。記事にはちょうど特殊な例が挙げられていて「予測できない」というような言葉で片付けられているが、そうでない事例も多々あるはずである。平成19年度の列車走行100万キロ当たりの障害発生率が大手私鉄15社平均の11倍というから、その差は歴然なのだ。私の感覚では、ここ最近で余計に障害発生数が増えているような気がしている。すなわち事態が悪化しているように思えている。あと、個人的に不満なのは、障害発生についての詳細な情報が利用者に知らされていないことだ。この前の横須賀線で立ち往生した事故の情報は事後に報告されているが、普段発生する障害でそこまで報告されることはあまりない。国には報告の義務があるらしいが、利用者にも報告する義務を設けてはどうだろうか。報告をまとめて伝えることで障害発生件数を減らすことにつながってくるように思う。

利用者も少ない長閑な鉄道であれば、少しくらい遅れてもあまり影響がないのだが、首都圏の通勤時間帯などは、少し遅れが発生すると、ホームには人があふれたいへん危険な状態になる。安全の確認がとれるまで運転を見合わせます、などと言ってなかなか運転が再開されないケースがあるが、安全の確認をとっている一方で他方では安全が脅かされている事態になっているわけだ。利用者があふれている環境で鉄道を運行している以上は、障害を未然に防ぐ最大限の努力を事業者はすべきであろう。


幸福実現党が動き出す

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朝、志木駅南口。なんと、幸福実現党が幟を立てて女性四人くらいでビラ配りなどの活動をしていた。高邑市議も一緒にいたが、たまたまバッティングしたのだろう。この時期から志木で活動するとは思わなかったが、今からフルスロットルで活動しても、9月くらいまでは持つという判断なのかもしれない。

そんな中、幸福実現党が次期衆院選の第1次公認候補17人を発表した、というが、インターネット上にはそのリストがどこにも見つからなかった。とりあえず有名どころとして報道されているのは、元ブルーハーツの河口純之助氏が比例東京ブロックから出馬。そういえば、氏が幸福の科学に入会していることは知られた事実でしたね。あと、「金田一少年の事件簿」を描いた漫画家のさとうふみや氏は福岡8区から立候補するとのこと。私は漫画の名前くらいは知っていたが、誰が描いたかまでは知らなかった。ペンネームは男性名だが女性らしい。この人も幸福の科学に入会しているとのこと。顔を出していないらしく、選挙ポスターには「前代未聞だと思うが、さとうが描いたキャラクターを起用する」と言っているらしいが、小田桐清作さんも選挙ポスターに自分が描いたキャラクターを起用しているので、前代未聞ではない。

言うまでもないが、福岡8区は麻生首相の選挙区。他にも、鳩山民主党代表の北海道9区、太田公明党代表の東京12区にも候補者を擁立したという。あと、大川総裁の妻である大川きょう子代表代行は東京10区から立候補するとのこと。この調子で全選挙区に擁立するつもりか。もう、幸福実現党が体制を整えないうちに選挙をする、という点だけでも、さっさと解散してほしいと思った。


JR西日本「西日本パス」で不満の声

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http://www.asahi.com/national/update/0526/OSK200905260084.html

「西日本パス」で第三セクターの会社線が別料金になることで不満の声が出ているという。記事では智頭急行の例が挙げられている。一般の人は第三セクターということをあまり意識しないで乗っているから、そういう認識を持つのも仕方がないのか。やはり、JR西日本側の広報が必要だと思う。智頭急行にすればいい迷惑だ。


石川県がパソコンソフトを違法コピー

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http://www.asahi.com/national/update/0524/OSK200905240101.html

石川県庁内のパソコンで違法コピーされたソフトが使われたとのこと。PowerPointやPhotoshopなどのソフトが約550本分をコピーしたらいい。県庁全体での組織的な違法コピーではないというが、充分組織的なように思う。石川県のサイトを見てみたが、このことについては書かれていないようだった。あまり重くみていないのだと思う。それだからこういうことが起きるのか。お金を払って終わりではなく、意識を改めないと、また同じことを繰り返しそう。

お金を払って高いソフト買うのがいちばんなんだろうけど、役所で使う分に高価なソフトが必要なのだろうか、とも思う。OpenOffice.orgの導入事例は会津若松市が有名だが、四国中央市も導入する予定だという


「EZニュースEX」6月開始

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http://www.asahi.com/business/update/0525/TKY200905250087.html

朝日新聞社とテレビ朝日、KDDIが6月に3社共同による新たな有料情報配信サービスを始めるということで、要するに上記URLの記事は宣伝記事だ。月額262円とのこと。新聞本体の売上による収入が減ってきているので、何とかして収入を得ようということなのだろう。記事には目立つ宣伝をつけたり、記事をむやみに分割してPVを増やそうとしたりと、いろいろやっている。

個人的には、全国の新聞の記事が読めるようなサービスがあればいいと思う。現時点でWebで呼べる記事は新聞によってまちまちだが、紙の新聞に掲載されている記事を全部Webで読めるようにする。それにだったらお金を払ってもいいかな。


関西独立リーグのチームが募金活動

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http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20090524-498516.html

運営会社が撤退して窮地に立たされている関西独立リーグのチームが募金活動をしたとのこと。このステラという運営会社もかなり無責任な会社だとは思うし、チームも気の毒ではあるが、募金活動というのはかなり違和感がある。あんまり詳しく書くと何だけど、ねぇ。

スポーツをしてお金をもらうというのはやはりたいへんなことなのだろう。一流の選手であればともかく、そうではない選手であればなおさらだ。支援するのであればそれによって還元されるような仕組みを作らないとなかなか難しいのだと思う。


自民党も世襲制限

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http://www.asahi.com/politics/update/0521/TKY200905210133.html

自民党が次期衆院選から国会議員の世襲制限を行うという。現職は適応外。予定候補者で該当するのは千葉1区・臼井正一、神奈川11区・小泉進次郎の両氏。しかし、無所属で立候補して後で追加公認という抜け道があるようだ。前回のホリエモンみたいだ(落ちたけど)。小泉Jr.については、逆に同情票が集まるのではないかとも思う。千葉1区はおとなしく差し替えたほうがいいかもしれない。

前にも書いたけど、私としてはこういう制限には賛成できない。今回、民主党が世襲制限をして受けがよかったから、自民党も真似をした、という感じを受ける。ここでも自民党は民主党の真似をしている。あと、自民党の世襲制限勉強会の会長が、中選挙区制から小選挙区制に移行するときに分割した選挙区の一部を親から受け継ぐという他に真似のできない世襲の仕方をした、河野太郎議員だ。

(追記)

まだ、実際に世襲制限を適用するかどうかは流動的なようだ。しかし、もっと選挙の焦点にすべきことはあるだろうに、と思わずにはいられない。