南海道三連休三日目

まずは徳島から和歌山へと船で渡る。この船に乗るのは二回目。さらに前には小松島から和歌山に渡ったことがある。あのときは、深夜便で、和歌山港から和歌山駅まで歩いたのであった。客はけっこういたが、なんせ広々した船なので余裕がある状態だった。船旅の醍醐味と言えば、やはり桟敷席で寝る、だろう。他では真似できない。そういうわけで、乗船時間の半分以上は寝ていた。

和歌山港から和歌山市経由で和歌山に出る。お好み焼きを食べた。

和歌山の町めぐりという明確な意図があったわけではないが、由良と湯浅に行ってみる。由良は駅と街が離れているのだ。街には行かなかった。湯浅のほうは駅前から街が形成されていて、ここがなかなか昭和の面影を残していてよかった。ただ古いというだけではなく、街が活きているという感じを受ける。商店の数も多く、街中で消費活動で活発に行われていることをうかがわせる。二十円でゲームをさせる店とかあった。

和歌山に戻ってバスで関西空港に行く。バスの多くは西口から出ているが、空港行きのバスは東口から出ている。和歌山インターに近いということもあるのだろう。和歌山市内は車が多く歩みが遅かったが、高速道路に入ると順調に進んだ。乗客は十人ほどいた。JRより少し高いが、乗り換えなしという点で利点か。JR和歌山駅から出発して、南海和歌山市駅からは出発しないのは、JR和歌山駅が代表駅だから、というわけではなく、南海の乗客を奪わないためだろう。

関西空港から羽田空港まで飛ぶ。帰りは最初からバスに乗るつもりでいて、飛行機到着時刻からバス発車時刻まで40分あったのだが、到着が15分遅れて、接続時間が25分とちょうどよくなった。これは計算済みだが、接続時間が短かったら焦るところだ。

今日の志木行きのバスは、空席情報が△になっていた。五井が△で、どこかが×で、あとは全部○だった。△と言っても、二席使って問題のない状態だったが、客数は25人くらいいた。首都高で渋滞にはまる。渋滞情報を得るためということでラジオが流れた。しかし、渋滞情報が全然流れなかった。NACK5だからか。時刻表が志木着20:55だが、実際は20:36に到着。この時刻表はあってないようなものだ。