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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080704-OYT1T00424.htm
サンシロフーズという会社が中国産ウナギを「四万十川産」と偽って売っていた。楽天市場で「グルメ大賞2007」水産物部門に選ばれていたとのこと。楽天市場でこれを買った人のコメントを見ると大半が「おいしい」「よかった」というコメントだった。中にはサクラもあるのかもしれないけど、実際のところ、中国産でもこれが四万十産だと言われたら、四万十産だと思ってありがたく食べる人が大半だと思う。
例えば、かなり年輩の人で子供の頃に近くの川でとれた天然のうなぎを食べた、という人であればその違いはわかるのかもしれないが、今では天然のうなぎをとって食べるということはほとんどない。また、その頃は今みたいに何でも好きなものを買って食べられるような時代ではなかったと思う。要するに、天然の本物を食べられる一方、どうしても食べられなかったものがあったということだ。現在では、品質が高いもの、安全なものを、何でも、より安く、より手軽に手に入れられることが望まれているのかしれないが、それは難しいことだ。そういった願望があるからこそ、産地を偽るような悪徳業者がつけいる隙が生じるのだと思う。
ところで、「グルメ大賞2007」のページを見ようと思ったらトップページにリダイレクトした。トップページにはそのことについて何も書かれていない。楽天の該当ページを消しておしまい、という対応はひどいものだ。ただ、レビューのページは残っている。ここを消さないのは対応忘れか、それとも消せない仕様になっているのか。私は楽天はそういう会社だと思っているからこそ、旅の窓口が楽天に買われて逃げたわけだが。今ではすっかり楽天トラベルである。