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http://www.asahi.com/politics/update/0803/OSK200808030140.html
これって簡単な話で、大阪府と関西財界は関空をに肩入れするのであれば、大阪府と関西財界の関係者は、東京に行くのも、福岡に行くのも、新幹線や伊丹空港を使わないで関西空港を使うようにすればいいだけのことだと思う。ただし、橋下知事は大阪-東京間を移動するのに新幹線を利用しているようだし(NHK大阪放送局の番組に遅刻して問題になったとき、新幹線で帰阪したとある)、古い記事だが、関西財界のトップクラスで関空を利用している人はごく少数である。すなわち、関空の利用者数を増やそうと頑張っている人が率先して関空を利用しない限りは、関空はいらないままということだ。
関空、大阪はともかく和歌山に行くのは便利なんだけどね。そもそも、交通の要素としての機能以前に、新しい事業の創成という要素として重要視していることが見え見えで、個人的には関空には肩入れできません。
コメント
関空は民間経営で貨物輸送が好調なので単年度の収益は黒字、莫大な借金も返す計画を立てることが出来ます。しかし伊丹は国営なので環境対策費を税金でまかなっており、しかも増便や24時間運行もできないので今後黒字になる可能性はゼロ、借金は国民の負担として増えるだけ。
受益者負担と言うことで乗客が何万円余計に払って環境対策費をまかなうなら存続OKですよ。都市に近くて便利と言うのならちゃんと負担も担うべきです。
関空も国から年90億円の「補給金」をもらっているようですけどね。
伊丹については調べた限りでは既に「特別着陸料」という名目で300円を乗客が負担することになっているものの、実際は運賃に含まれているようです。
その補給金も、伊丹を潰して関空に便を集約すれば要らなくなりますね。そもそも当初の予定ではそうなるはずだったわけですし。騒音規制で便を増やすことが出来きず、黒字転換が不可能な伊丹の補助金とは比べ物になりません。
ちなみに関空は2006年の収益が126億、2007年が114億なので補給金を入れても黒字です。黒字の分は建設費の返済に充てられ、有利子負債は順調に減ってます。
関空の有利子負債は1兆円以上あって、年々減っているとは思いますが、それにしても途方もない数字です。
個人的には伊丹空港を廃止して関西空港に集約するのは反対ではありませんが、現時点で国内便では関空よりも伊丹のほうが選択されていることをどう考えるべきかということです。だから、関空に肩入れするのであれば、仮に不便だとしても関空を無理にでも使って、関空の利用実績を作るべきではないかと思います。