第九回私撰流行語大賞発表

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毎年恒例の私撰流行語大賞。その年に流行した言葉を私が勝手に決めています。自サイトでは過去の私撰流行語大賞をまとめています。今年は少なめ。

大賞:「バッカじゃなかろうか~、ルンバ」
「バッカじゃなかろうかルンバ!」はさくらと一郎が2006年にリリースした「平成枯れすすき」のカップリング曲であるが、今年になって楽天野村克也監督が読売ジャイアンツと対戦したときに相手を評してこの歌の一節を披露。唐突にルンバというのもおかしいし、このマイナーな曲をひっぱりだしてきたというのも秀逸。二年連続で野村克也監督に関連した言葉が対象をとることとなった。
社会部門:「蟹工」
労働者の環境の厳しさに焦点が集まる中で、小林多喜二の「蟹工船」が今年になって再び注目を集めた。本家流行語大賞でも「蟹工船」が選ばれている。日雇い労働などで働く若者たちは、自分たちの待遇について「それって蟹工じゃん」と言い合った、らしい。「蟹工」と略しているところが現代っぽい。
政治部門:「宮崎を土建化せんといかん」
去年、「宮崎をどけんかせんといかん」と言って宮崎県知事になった東国原英夫知事であるが、道路建設を始めとした公共事業の縮小に反発する姿勢をとったことから、「宮崎を土建化せんといかん」と揶揄されることになった。なかなか秀逸な言葉の置き換えである。
芸能部門:「いちばんきれいな色ってなんだろう」
Mr.Children「GIFT」の歌い出しであるが、NHKのオリンピックの放送のテーマソングになっていたので、聞きすぎるくらいに聞いて、一時期だいぶ耳に残った。その縁あってか、Mr.Childrenは今年紅白歌合戦にも出場する。
スポーツ部門:「わしが育てた」
星野仙一氏を象徴する言葉として以前から知られてはいたが、今年、オリンピック日本代表監督を務めて注目され、また、星野バブルがはじけたことということで、この言葉を選んでおく。