駿東・伊豆の旅

昨日、今日と静岡県で一泊してきた。

まずは、昨日の話。小田急新宿駅から[あさぎり]に乗る。小田急から御殿場線に乗り入れて沼津まで行く特急だ。小田急の車両で、普通のロマンスカーで見るのと同じような車両だった。特急であるが、緊密ダイヤの間を縫って走るので、特急らしからぬ遅さにもなる。そこそこ乗る人はいたが、町田で降り、本厚木で降りで、半分くらいの人が小田急線内で降りていった。何もわざわざ[あさぎり]に乗らなくてもと思うが、至近の特急列車ということで乗る人もいるのだろう。新松田の手前で渡り線を通ってJR御殿場線に入っていく。谷峨では思わぬ長い時間停車した。対向列車が遅れてきたようだ。理由は特に説明なかったが、御殿場のあたりは霧がすごかったのでそれが原因かもしれない。沼津には5分遅れて到着したが、今回は急いでいないので問題はない。

沼津に着いて沼津港に行ってみた。歩いて行ってみる。沼津の街はあまり人が歩いていなかったが、沼津港はけっこう人がいた。十数年前に来たことがあって、そのときはえらく港、という印象だったが、そのときと比べると観光地化されたというか、整備された印象がある。せっかくなので何か食べていく。桜海老コロッケ定食。ちゃんと桜海老の香りがしておもしろかった。帰りは無料のシャトルバスに乗って駅まで帰る。日曜祝日のみ運行しているようだ。客は私だけだった。駅に着いて数十分後に見た、駅から港に行くバスは数人が乗っていたので、利用客はいるようだ。

その後、三島に行って、三嶋大社を参拝して、三島田町から伊豆箱根鉄道に乗って、伊豆長岡まで行く。今日は長岡温泉に泊まる予定なのだが、時間が余るので反射炉にでも行ってみようかと思っていた。しかし、伊豆長岡に向かう途中に雨に降られた。どうしようかと思ったが、時間はあるので行ってみる。バスの時間はあわなくて歩いて行く。雨の中歩いていくほどのものはないが、歴史を感じることはできた。

伊豆長岡駅まで戻ってバスに乗って長岡温泉に向かう。何かと参考にさせていただいている個人サイト「北海観光節」の記事で知ったのだが、手頃な値段で泊まれる温泉旅館があり、そこに泊まることにした。土曜日は他の日よりも高いので、あえて日曜日に泊まる。三種類の風呂が楽しめ、日本旅館の雰囲気は充分に残しつつ、設備はウォシュレットなど今時の設備を兼ねそろえている。一部セルフサービスなので至れり尽くせりではないが、逆にそういうのは恐縮してしまうたちなので、問題はない。旅館内では、持ってきた作業をする以外はのんびりしていた。もちろん風呂は入った。三回(昼、夕、朝)入った。夕食に握りずしの出前をとって、入湯税とタオル・歯ブラシセットを含めて、7780円。朝食もついてくるのだが、出発が早かったためここでは食べなかった。

そして、今日。長岡温泉から伊豆長岡駅までバスに戻る。このバスに乗る人は少なかった。伊豆長岡から三島までの伊豆箱根鉄道はさすがに混んでいた。ちなみに、長岡温泉から三島まではバスと鉄道がセットになって安くなる切符がある。昨日のうちに長岡温泉の案内所で買っておいた。さすがに朝は営業していなかった。そして、三島に到着。ここから新幹線に乗り換える客がかなり多い。そして、三島始発の新幹線に乗るのだが、だいぶ席が埋まっていた。月曜日ということもあるだろうが、三島も東京近郊ということか。熱海ではまだ空席はあったが、小田原では席は埋まった。もっとも、小田原であれば在来線で通勤する人もいるだろうが。新横浜から乗る人もいたが、ここから乗る人は立つのは承知で、通勤時間短縮と他の通勤列車に比べればゆったり立てる、というのを狙っているのであろう。