コロプラと東北地方民鉄のタイアップ

コロプラという、携帯電話を使った位置情報ゲームがあるのだが、そのゲームと公共交通機関がタイアップしたイベントが行われている。そのうちの「日本縦断!花いっぱい位置ゲーの旅」の第二弾として、9月16日より、鉄道会社、フェリー会社13社の参加が発表された。そのうちの8社が東北地方の民鉄である。

参加した鉄道会社では、1日・2日乗車券が発売される。それをまとめてみた。

鉄道会社 イベントで発売されるフリー乗車券 既存のフリー乗車券 (参考)普通乗車券
津軽鉄道 1日券(2,300円) なし 津軽五所川原-津軽中里(840円)
弘南鉄道 1日券(1,500円) なし 弘前-黒石(450円)/中央弘前-大鰐(420円)
十和田観光電鉄 1日券(1,500円) なし(定期券利用者のみ使用可能のものがある) 三沢-十和田市(570円)
秋田内陸縦貫鉄道 1日券(3,240円) ホリデーフリーきっぷ(2,000円)土日祝日のみ 鷹巣-角館(1,620円)
由利高原鉄道 1日券(1,500円) 楽楽遊遊乗車券(1,100円)土日祝日のみ 羽後本荘-矢島(580円)
山形鉄道 1日券(2,000円) なし 赤湯-荒砥(750円)
阿武隈急行 1日券(2,000円) なし 福島-槻木(940円)
会津鉄道 2日券(3,000円) なし 西若松-会津高原尾瀬口(1,820円)

こうしてみると、弘南鉄道と会津鉄道以外は、単純往復では元がとれない、強気の値段設定だ。阿武隈急行だと単純往復+αでもとがとれるが、それ以外は、コロプラをやらない人には、全駅下車とかをしない限り、あまりメリットを感じない値段設定だ。

熱心なコロプラユーザーは全部まわるのだろうが、それ以外には広がらなさそうな感がある。