佐賀県武雄市が市のウェブサイトをFacebookに移行

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1107/29/news054.html

佐賀県武雄市が現在の市のウェブサイトを閉鎖して、Facebookに移行するとのこと。市長がFacebookを積極的に利用しているらしい。

気になったのはこのくだり。

「検討を始めた当時、Facebookではアカウントを持っていないとページを閲覧できなかったため、『市民全員が見られないホームページというのは良くないのでは』という反対意見もあった。しかし、検討を重ねているうちにFacebookが仕様を変更し、アカウントを取得しなくてもページを閲覧できるようになったため、『それならば大丈夫』ということで意見がまとまった」

このときは、武雄市にとってプラスになるような仕様変更が行われたということなのだろうが、逆にマイナスになるような仕様変更が行われた場合どうするのか、そういう自覚はあるのか、ということ。ウェブサービスに慣れた利用者であれば、こういうのは織り込み済みで使うのだろうが、市のウェブサイトを利用するユーザー層は様々で、仮にFacebook側が急に仕様変更したり、障害が発生したりして市のコンテンツが見られなくなった場合、市が「Facebook側が悪い」と説明しても理解できない利用者だっているだろう。そうなると、何故Facebookに移行したのかということが問われることになる。

はっきり言ってこれ冒険だと思う。一部のコンテンツのみFacebookを利用するとか、そういった段階的な手順は踏めなかったんですかね。