政治一覧

麻生首相と日露戦争の話

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麻生首相は18日夜、国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会を招いて開いた迎賓館(東京都港区)での晩餐(ばんさん)会のあいさつで「元々この建物は、戦争でロシアに勝った直後の1909年に建てられた」と述べた。評価委にはロシア出身の委員が1人おり、晩餐会にも出席していた。

http://www.asahi.com/politics/update/0419/TKY200904180227.html

麻生首相は確か以前にも、第二次世界大戦で負けたことよりも日露戦争で勝ったことをもっと取り上げるべき、というようなことを公に言っていたという記憶がある。日露戦争の話を好んでいるのだろう。五輪招致委員会の幹部は「首相が冗談のつもりだったかはわからない」としているが、これは冗談ではなくて、素な発言なのでは。

ロシアの人の目の前にしてそういう発言をするのはよくないとは思うけど。ましてや、客人なわけだし。


次期参院選の公認候補に山本一太議員が怒っています

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次期参院選の自民党の一次公認候補が発表されて、今年で御年70歳の保坂三蔵元参議院議員が公認されたことで、山本一太参議院議員は、「70歳での定年制に反している」と怒っています。で、

2年前の「地獄のような参院選挙」で「逆風を跳ね返して圧勝した」のは群馬県と和歌山県だけだ。 しかも、前回の得票を大幅に伸ばしたのは自分だけではないか!! 少しは「山本一太の感覚」にも耳を傾けてもらいたい! あーあ、ダメだな、参院自民党は!!(ため息)

http://ichita.blog.so-net.ne.jp/2009-04-16

とあるけど、それは対立候補が国民新党の無名候補だったからではないかな(ニッコリ)

個人的には別に70歳を超えていても議員を務められるくらい元気であればいいと思うんだけどね。むしろ、組織内候補やタレント候補に比べれば、選挙区で当選を重ねて比例区にまわってきた候補のほうがまともかもしれない。ただ、このケースは2人目に若い女性候補がねじこまれて割を食って落選したので救済、という感もあるけど。一応、「党都連の支援団体や都議、東京選出国会議員から『衆院選にも相乗的な効果をもたらす』と強い要請があった」とのことです。


市長選9市で現職落選

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http://www.asahi.com/politics/update/0413/TKY200904130113.html

昨日行われた市長選で現職が落選したとことが多いな、と思っていたら、そういう記事が出ていた。記事には載っていないが、9市とは、湯沢市、稲敷市、坂東市、秩父市、出雲市、長門市、柳川市、竹田市、豊後大野市。各地それぞれに事情が違うのでひとくくりに論じることはできないが、現職であることのアドバンテージが小さくなってきているということは言えるのかもしれない。


坂本剛二議員の核保有、国連脱退発言と北朝鮮のミサイル騒動

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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090407-OYT1T01011.htm

自民党の坂本剛二衆議院議員が核保有すべきだと述べ国連脱退にも言及したという。その後、「例え話をした」をしたと弁明しているが、巷にあふれているインターネット上の殺人予告だって、「例え話」で済むかと言えばそうではない。「小女子を焼き殺す」と書いて「”こうなご”だから無罪」と言うのにも似ている。北朝鮮に対抗して核保有をするというのは、友達がゲーム機もっているからボクも同じゲーム機が欲しい、と言っている子供みたいだ。北朝鮮が世界的に見て真っ当な国家ではないのに、同じ土俵で戦って、そのレベルまで堕ちていいものかと思う。

北朝鮮に対しては、我々の知らないところに対策案がとられていると思う、思いたい。少なくとも諜報活動くらいはしていると思うんだけど。そのことは一市民が知る必要もないし、坂本議員も知らないことなのではないか。ただ、ノリにしろ何にしろこういう発言をされると少なからず影響は出る可能性はあるわけだし、中山元国交大臣みたいな確信犯はどうしようもないにせよ、考えもなくこういう発言をするのは謹しむべきとは思う。福島5区は吉野正芳議員に差し替え、とかになってもいいかと思ったり。

今回のミサイル騒動で日本がとった行動は概ね妥当だったと思うが、道を間違えたり、誤報を流したりしたあたりは不安が残る。大丈夫か?社民党と共産党が非難決議に消極的なのは立場上やむを得ないのか。福島瑞穂社民党党首は「ミサイルではなくて人工衛星だったらどうなるのか」と言っていたが、もし、北朝鮮が人工衛星を日本国土にぶつけてきて攻撃したらどうするのだろう。「人工衛星だからしょうがない」とでも言うのだろうか。ミサイルでも人工衛星でも日本に危害が与えるものには対抗するのが筋だと思うのだが。


千葉県知事選挙に森田健作氏が当選

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http://www.asahi.com/politics/update/0329/TKY200903290228.html

千葉県知事選挙に森田健作氏が当選した。千葉市稲毛区に住む30代の主婦の「元気があって、何かやってくれそう」という声があるとおり、イメージの勝利ではないかと。あと、強い対抗馬がいなかったのにも助けられたと思う。民主党推薦の候補は、いすみ鉄道の社長といっても、だいたいの千葉県民はいすみ鉄道に乗ったこともないだろうし、社長としての実績も伝わってこない。鉄道会社の社長は知事選で負ける、というジンクスができあがりそう。公明党などが推していた学者も、相乗り候補者として取り上げられたときが華で、選挙で始まると埋没していった感じだ。

公明党といえば、森田氏との関係はやはりよくないのだろうか。堂本県政下で与党として振る舞っていた印象だが、今後どういう対応をとっていくかは気になる。

民主党は一地方選の結果でまたがたがたしそうな感じ。私としては地方選の結果が中央政党の趨勢に大きく影響を及ぼすこともないと思っているのだが、2005年の衆院選敗北以降、地方選の結果を党勢の浮揚の道具として使っていたのが他ならぬ民主党自身なのだから仕方がない。

自民党としては、知事選は引き分けみたいなものだが、県議補選の木更津市選挙区で公認候補が負けたのがショックなのではないか。

とりあえず、羽田-成田までリニアモーターカーを通す構想はなかったことになる、に1000ガバス。


田母神俊雄前航空幕僚長が衆院選出馬に含み

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http://sankei.jp.msn.com/world/america/090302/amr0903021205007-n1.htm

昔書いた田母神さんについての記事のコメントで、田母神さんのファンと思われる方から叱られてしまいました。まったく、叱られっぱなしですよ。

このように、根強いファンがいることで知られる田母神さんですが、「選挙に通るという観点だけなら、通るかもしれない。通って何か動きができるか十分見極めなければいけない。」と衆院選出馬に含みを持たせ、「各種世論調査でわたしの支持率は少なくとも6割。7割という調査もある。」「自民党が選挙に出てくれと言ってくる。」と人気を強調した、とのこと。さすが、人気者ですね。ただ、自民党から出馬するにしても、枠が空いていないのではないだろうか。比例単独だと反発が強いだろうし、まさか栃木3区というわけにはいかないだろうし。結局、出るとしても改革クラブに落ち着くのではないだろうか。枠、ほとんど空き。

ただ、個人的には参院選の比例区に立候補して、個人票の得票数でどれだけ人気があるのか見てみたい。民主党から立候補すれば当選しそうな感じがする(民主党は政党票の割合が高く、個人票の割合が低いため)。ただ、民主党が公認しないだろうし、本人も出ないだろう。自民党だと当選の確率は低くなる。結果を考えないなら、維新政党・新風から立候補するのがわかりやすい。

田母神さんとそのファンからすれば、石破茂農林水産大臣さえも批判の対象になるのだから、当ブログが批判されても当然といえば当然か。まあ、こんな過疎ブログを相手にしてもしょうがないと思うのだけど。ちなみに、私としては石破大臣のこの記事は概ね賛同できる。


朝霞市長選挙と柳井市長選挙&県議補選

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朝霞市長選挙は予想通りで現職が当選。対立候補である田村雄二氏のサイトを見たが、これはちょっと無いな。前の参院選でも出馬するつもりだったが、体調が悪くて取りやめたらしい。今後も選挙に出るつもりなのだろうか。それにしても、この選挙、まだ現職vs共産党というありがちな対立軸のほうが選択の余地がある。これならば無投票のほうがよかったのではないか。朝霞市では米軍キャンプ跡地に国家公務員宿舎を建設する計画があって、その計画に反対する市民団体が対立候補を擁立しようとしたのだが、結局できなかったとのこと。対立候補を擁立できなかった市民団体代表は「朝霞を変えるチャンスだったのに本当に残念。投票には行くが、白票で反対の意思を表明したい」と言っているが、本当に変えたいと思っているならば、自分が立候補すればよかったのにと思う。このあたり四街道市の事例とは対照的だ。

柳井市長選挙は民主党の平岡秀夫衆議院議員の元秘書の井原健太郎氏が当選。現職市長の支援もあったということなので番狂わせというわけではないとは思うが、同時に行われた県議補選でも民主党公認の河北洋子元市議が自民党公認候補を破って当選。県議補選の結果のほうが自民党にはダメージなのではないかと思う。本当、自民党やばくないですかね。国政の不満が地方選の結果として表れているという意味では、自民党の地方の関係者は早く解散総選挙をやってほしいのではないだろうか。


収賄容疑で逮捕された阪上善秀市長

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宝塚市の市長は2代続けて収賄容疑で逮捕されている。前市長の逮捕を受けて7人が立候補して選ばれた市長がまた逮捕、というのはいやはや。

阪上市長は大学卒業後、原健三郎・元衆院議長(故人)の秘書になった。「20代で市議、30代で県議、40代で国会議員、50代で大臣、60代で総理大臣」。そう書いた紙を天井に張り、寝る前に見つめていたと自ら周囲に語っていた。

一時期までは、ほぼ計画通りにキャリアを積み重ねた。75年に27歳で宝塚市議に初当選。2期務めた後、35歳で兵庫県議に。96年に49歳で衆院議員に転身し、01年には53歳で小泉内閣の内閣府政務官に就任した。「趣味は選挙」と、集会などで支持者に公言してはばからなかった。

http://www.asahi.com/national/update/0220/OSK200902190121.html

とあるわけだが、国政選挙に限って言えば、1996年は当時新進党の小池百合子氏に負けて比例で復活当選。2000年は保守党に移った小池百合子衆議院議員とのコスタリカで比例単独立候補で当選。2003年は自身が小選挙区で立候補したものの民主党公認の新人に敗れ、比例復活もかなわず落選。2005年は小池百合子氏が東京の選挙区に移るも、別の候補者が自民党公認になり、自身は無所属で立候補して落選、と、選挙が趣味どまりで終わっていた感じもある。その後宝塚市長選挙に立候補して当選したので、宝塚では支持があったのかもしれない。

市長になりたての公共料金滞納問題の発覚以降、阪上市長に対する報道について触れる機会が私はなかったのだが、逮捕されたからということもあるのだろうけど、逮捕後に阪上市長に関する記事を読むと、[これはひどい]タグをつけたくなる。なるべくしてなったという感じだ。次の市長には、少なくとも逮捕されないような人を選んでほしいと思う。


中川財務大臣辞任、と早川法務政務官の活動

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中川昭一財務大臣は結局辞任した。ごたごたはあったが妥当は結果だとは思う。この記事を読むと、

  • 飛行機の中で風邪薬を多く飲んで、酒も飲む
  • 夜に男性新聞記者などとサンドイッチをつまみながら、ジントニック3~4杯を飲み、睡眠薬を服用
  • 次の日の昼は昼食会を抜け出して、財務省幹部や女性記者などと会食しワインを飲む
  • 飲食後にロシアの財務相と会談を持つが、言語に不安定さがみられる
  • その後部屋に戻り財務省幹部と打ち合わせ(酒は飲んでいないと本人の弁)
  • その後あの会見

と、はっきり言ってひどい。ちなみに「毎日新聞の記者は、中川氏との会合には、いずれも出席しなかった。」だそうです。「毎日新聞の記者は、中川氏との会合には、いずれも出席しなかった。」だそうですよ。ちなみに別記事によると女性記者は民放の記者らしい。取り巻く人にも責任はあるが、やはり大臣という職務を負っている以上、自覚ある行動をとるべきであろう。

後任は与謝野馨経済財政担当相。三つのポストを掛け持ちという異例の事態に。こういうときこそ、副大臣を後任に据えるべきだと思ったのだが、財務副大臣は、竹下亘、平田耕一の両氏、か。

中川、その前の小泉の衝撃で、すっかり騒動が忘れられそうな早川忠孝法務政務官だが、今朝、志木駅で秘書だかスタッフらしき人がビラを配っていた。これが「お前はビラを配る気があるのか」というような配り方なのだ。この人はだいぶ前から定期的にビラを配っているが、いつもそうである。代わりに人形でも置いたほうがいいのではないかとすら思ってしまう。法務政務官本人はビラを配らない(少なくとも私は配っているところを見たことがない)ので、挨拶することが肝心で、配布行動そのものを重要視していないのかもしれない。


中川財務大臣の一連の報道で

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http://www.asahi.com/politics/update/0216/TKY200902160185.html

中川財務大臣の一連の報道で、泉山三六のことを思い出した。泉山三六ほどひどくはないが、国際舞台であれはまずい。風邪薬を多く飲んだとか、風邪薬を飲んでいたにも関わらず酒を飲んだというのも、ちょっと信じられない。

泉山三六は大蔵大臣と衆議院議員を辞職したわけだが、中川財務大臣も議員辞職まではすることはないが、大臣職は辞めたほうがいいようにも思う。そのほうが、傷が浅くすむのではないか。

それにしても、こんなことが続くと、ますます総選挙の時期が遅くなるのではないだろうか。頼りになるのは4年前に前々々総理が獲った衆議院の議席数くらいなものである。結局、9月くらいになって、東京都議選が国政の矢面に立たされ、予定よりも1週間先延ばしになったことが裏目に出る結果になるのかもしれない。