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要するにサンライズ出雲・瀬戸なんですが。
乗っていて不愉快になる列車はあまたあるけど、乗っていて嬉しくなる列車というのはそんなにない。今回はシングルに乗る。B個室を買うと、だいたいソロはいっぱいでシングルになる。値段が多少違うが、ソロでもシングルでもいい。しかし、A個室となるとやはり気が引ける。だけど、いつかは乗ってみたい。でも、乗るときは「B個室はいっぱいですが、A個室なら空いています」と言われたときではないか。自分の意志では乗らなさそうな。
通勤電車なら十人はいるスペースをひとりじめ、しかも寝ているうちに移動してくれる、まさに夢のような列車。
列車の中から仕事帰りの労働者の姿を見る。違う世界の人になったみたいだ。もっとも、ついさっきまで私もあっち側だったんだけど。しかし、東海道本線沿線で通勤している人は、サンライズの姿を見せつけられるわけだ。何とも思わない人もいるだろうが、私だったらたまらない。向こう側がうらやましくて。
サンライズに乗って、逗留地で一泊するも何もしないで、またサンライズで帰ってきたら阿房列車みたいだ。私の場合、何もしないはもったいなくて、いろいろとあがくわけだが。