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国見山石灰鉱業専用線は南島町、現在の南伊勢町に存在した、石灰石を選鉱場から吉津港まで輸送するために作られた専用線である。2001年にベルトコンベアによる輸送に切り替わって廃止となっている。南伊勢町に行く際にここを見るために寄っていこうかとも思っていたのだが、南伊勢町役場があり旧南勢町の中心でもある五ヶ所から国見山石灰鉱業専用線があった村山までバスで1時間超もかかり、バスの本数も少ない。そういうわけで行くことはやめた。
ストリートビューでは、吉津港から石灰鉱山の方に向かっていく。現役のベルトコンベアの姿が見える。国道260号線にも鉄道がかつてあったと思われる跡があるが、車で過ぎればほとんど気がつかないレベルである。ここから山側に向かっていく。ストリートビューの限界で川を挟んだ遠くからになるが、まずはっきりと見られるのは残っている鉄橋の姿である。川を渡って専用線跡に近づくと、レールが残っているのがはっきりと見えた。ここから先しばらくは専用線跡と道路が離れているが、だいぶ進んだあたりで、レールが川と反対側の右側に現れた。ここから先は専用線跡と道路が併走し、更に左側にはベルトコンベアの姿が現れる。やがて専用線跡の直上にベルトコンベアが通るようになる。木に囲まれた細い道の斜め上にベルトコンベアが通っている光景も珍しいと言えば珍しい。やがて鉱山の麓に到着。ここで行き止まりだが、ここまでストリートビューの車が入ってきたこと自体すごいと思った。