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メインで使っていたパソコンが壊れてしまったのでパソコンを買う必要があった。今まではノートパソコンを使っていたが、事前に液晶ディスプレイを買っていたので、今度はデスクトップを買うつもりでいた。デスクトップは実際よくわからない。ただ、ディスプレイがないモデルとなるとけっこう絞られてくる。いろいろ情報をネットで漁ってみたが、ネットで出回っているような情報は実のところ負の情報が多い。初期不良が多いとか、すぐ壊れるとか。気が滅入ってくる。気持ちが萎えてくる。
そこで自分で考えてみた。今回、拡張性とか将来性という要素は考えないことにした。国内の一流メーカーのパソコンだって壊れるものは壊れる。実際、私が使っていたPanasonicのノートパソコンは2年半で3度も壊れている。拡張する前に壊れてしまってはどうしようもない。OSがインストールされてないモデルのほうが何かあったときに具合がいいとも思ったが、その前にハードが壊れるとどうしようもないので、その考えも捨てた。そして、扱いやすいように小さいパソコンのほうがいいだろうとも考えた。10Kg近いパソコンだと何かあって店などに持ち込むのも一苦労だ。
その結果、買ったのはAcerのAspire L5100。型番はASL5100-501032P。秋葉原のソフマップで79800円で購入。ポイントカードを作って若干ポイントがついた。
OSはWindows Vistaである。Vista=遅いというイメージがあるが、特に遅さは感じないで快適である。さすがに、CPUがAthlon 64 X2 5000+ 2.6GHzで、メモリが1GBなだけのことはある。と書いているが、実のところこのCPUが早いのか遅いのかよくわからない。Intel Core 2 Duoの2.6GHzだったら、今だと上位の機種に搭載されているというのは知っているけど。今までPentium 4 1.6GHz+メモリ256MBのパソコンを使っていたわけだから、それに比べれば文句などない。Vistaを動かすに十分なスペックを持ったパソコンであるということが言えると思う。メモリは2GBにしようかとも思ったがとりあえず標準のままにしておいた。個人的には1GBで十分だと思う。さすがに512KBだと足りないが。
小ささとともに、音が静かということが売りの一つになっているようで、確かにこれが静かなのだ。私としては多少うるさくてもかまわないのだが、気にする人にはいいかもしれない。USBポートは6個ついている。自ずとマウスとキーボードで2つ埋まることになるが、空きは4つもあれば十分である。
あと、フロッピーディスクドライブがない。NECのPC-8801の頃からパソコンを使っていた者として「FDDがなければパソコンとは呼ばない」とまで思っていたこともあったが、世の中の流れというものには逆らえない。ただ、寂しさを感じずにはいられない。逆にマルチカードリーダーがついている。私はSDカードをよく使うので便利である。
本体の話ではないのだが、付属のユーザーズマニュアルが不安になるほどボリュームが薄い。日本のパソコンの過剰なまでのマニュアル群もどうかと思うのだが、まずマニュアルから入るパソコン初心者は困ると思う。しかも、Aspireシリーズ共通のマニュアルのようで、モニターの接続には「モニタポート(青いポート)かDVIポートにモニタケーブルを接続ます。」(原文ママ)と書いてあるだけなのだ。モニタポートがなくて戸惑ってしまった。結局、DVIポートに接続するケーブルを買ってきて事なきを得たが。そして、今この記事を書くためにAcerのホームページを見て初めてAspire L5100シリーズにはモニタポート(VGAポート)がないのが仕様であることを知った。Aspire L3600シリーズにはあるみたいだ。このあたりは低価格の理由になっているのだろう。パソコンに慣れている人であればさほど問題ではないだろうが、初心者の人は注意したほうがいいと思う。
総合的にみると、今のところは買ってよかったと言える。ただ、使い込んでいくことでどうなるかというのはわからない。前任のHITACHI Priusは5年半使ったので、それくらいは使っていきたいと思ってはいるが、駄目になったらなったで仕方がない。ともかく、データのバックアップだけは計画を立てて行っていこうとは思っている。