新座市政一覧

新座市議会選挙後の新会派

先月19日に行われた新座市議選を受けて、新しい会派の構成が決まった。

  • 公明党→公明党-7名
  • 日本共産党→日本共産党-6名
  • みんなの党→みんなの党「新座の風」-2名
  • 無所属(並木、森田、小池、平野、榎本、浅野)→政和会-6名
  • 無所属(高邑、木村、塩田、立川)→市民と語る会-4名
  • 無所属(島田)→翠生会-1名

無所属新人は浅野氏が保守系の政和会に入って、木村、塩田、立川氏が一人会派だった高邑氏の語る会に合流するような形で市民と語る会に。

前まで5人いた刷新の会は4人が抜けて、残った島田氏は一人会派の翠生会を結成。党公認議員はそれぞれの党でまとまる形に。政和会が1人減ったので、公明党が単独で第一会派になった。


新座市議会議員選挙の結果

http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20120220/CK2012022002000050.html

新座市議会議員選挙が終わった。投票率は40.52%(前回42.52%)、有効投票数は51132(前回51841)、ということで、投票率は下がっている。

トップ争い

今回は前回トップの平松大佑氏が不出馬ということで、前回2位だった並木傑氏がトップ当選を果たしている。2位が新人の木村俊彦氏だが、800票近く差が離れている。

党派別

公明党は前回から500票ほど票を伸ばしている。共産党は前回から1000票ほど票を減らしている。前回は前々回に比べると1000票ほど伸ばしていたので、前々回の水準に戻ったという結果に。前々回、前回はその前の県議選に立候補した候補が党内でのトップの得票を得ている。しかし、今回は共産党は前の県議選に候補を擁立しなかった。その影響からか、今回は擁立した6人全員が当選したものの、皆下位での当選となっている。

民主党は前回は3人候補を擁立したが、今回は2人に絞った。それで票数は前回よりも2500票ほど減って半分以下になっている。2人に絞ったといっても、前回民主党で立候補した現職の中村和平氏は今回は無所属で立候補して落選している。そういうふうにうまくいかないことは重々承知しているが、中村氏が今回立候補を見送って、その票が民主党の候補にうまく流れれば2人とも当選できた形だ。今回、民主党が3人から2人に候補を絞ったのは好判断だと思ったのだが、前回民主党から出た人が支援に回らずに無所属で出たのでは意味がない、と外野から見ると思う。もちろん、内部的にはいろいろあるのだろうということは推測できるが、それは外からではわからない。

みんなの党は2人立てて2人とも当選。ただ、これからの4年間次第では今回の民主党の二の舞になるとは思う。

無所属新人

今回は無所属新人が4人当選した。前回は2人である。今後どういう会派構成になるのかが注目である。

まとめ

毎度恒例でまとめました。

http://politics.free-active.com/document/niiza/nza0211.htm

http://politics.free-active.com/report/elr120101.htm

個人的には若い議員が増えて、その点に不安を感じる部分はある。若い、というよりは、政治経験や知識に不安を感じるとでも言うべきか。ただし、混乱を恐れては変化することはできないとも思う。

もっとも、政治的、思想的バックボーンがしっかりしていないと、よほど非常識な人でない限りは、取り込まれて飼い慣らされておしまい、という結末になることも否定できないが。


新座市議ウェブサイト・ブログ・Twitterまとめ2011年版

新座市議会議員の任期もあと1年くらい。何もなければ来年の2月には新座市議選が行われる。そういうことで、去年もやった新座市議の公式ウェブサイト、ブログをまとめてみた。Googleで検索した程度の調べなので、漏れがあったらすいません。

榎本賢治市議
http://enoken.net/home/
森田輝雄市議
http://www.morita-teruo.com/
並木傑市議
http://www.swany.ne.jp/masaru/
嶋野加代市議
http://www.shimanokayo.com/
高邑朋矢市議
http://www.takayan-world.com/cheeringparty/
http://twitter.com/takayanchan
島田久仁代市議
http://hanakuniyo.web.officelive.com/default.aspx
http://hanakuniyo.wordpress.com/
平松大佑市議
http://hiramatu.net/
http://twitter.com/#!/hiramatsud
工藤薫市議
http://blog.jcp-niiza.com/
川上政則市議
http://kawanori.seesaa.net/

実は去年とあまり変わっていない。高邑市議と平松市議(初出時に漏れていました。申し訳ございません。)がTwitterを始めて、島田市議は自サイトを作ってブログを引っ越したくらいか。

議員が26人いて、インターネットのサイト等を持っている議員が9人、そのうち何人かはあまり更新していない。民主党、公明党、共産党の議員がほとんどインターネットを活用していないのだ。共産党は日本共産党新座市議会議員団のサイトがあるから個人では情報発信しないという理解ができるし、公明党はまあ特定の団体のほうを向いていればいいのだろうが、民主党はねぇ。はっきり言って、国政の動向以前に、新座市の民主党議員は立場が危なくなるのではないかと思っている。


新座市の高齢者存在確認

平松新座市議のTwitterから。

とのことです。

新座市に100歳以上の人が34人もいることに驚いたが、人口が15万人もいればそれくらいはいるか。むしろ面積がこれほど小さい市に15万人もいるほうが驚きか。

市職員が自宅を訪問して確認したのだろうが、そうなると面積が小さいことが有利となる。新座市だと市役所から車で30分も走ればだいたいの家に着けるであろう。広い市だとたいへんそうだ。政令指定都市でも、山間部まで市域が続いているとなると、そこにたどり着くのに距離以上の時間がかかることになる。合併して合理化を目指すも、本当に合理化になっているのかという疑問。


新座市議ウェブサイト・ブログまとめ2010年版

このカテゴリ、久しぶりですいません。新座市議の公式ウェブサイト、ブログをまとめてみた。Googleで検索した程度の調べなので、漏れがあったらすいません。

榎本賢治市議
http://enoken.net/
森田輝雄市議
http://www.morita-teruo.com/
並木傑市議
http://www.swany.ne.jp/masaru/
嶋野加代市議
http://www.shimanokayo.com/
高邑朋矢市議
http://www.takayan-world.com/cheeringparty/
島田久仁代市議
http://shimadakuniyo.spaces.live.com/default.aspx
平松大佑市議
http://hiramatu.net/
工藤薫市議
http://blog.jcp-niiza.com/
川上政則市議
http://kawanori.seesaa.net/

川上市議がSeesaaブログをしていたとは知らなかったが、2008年2月で更新が止まっている。他にも作ったはいいが更新していないという市議がいる。定期的に日記なりブログなりを更新しているのは、高邑、島田、平松、工藤市議くらいか。榎本市議は始めたばかりなのでもう少し様子を見るべきだろう。

保守系議員の多くは自己紹介レベルのウェブサイトを公開しているという感じで、これはこれでインターネットの使い方の一つだろう。工藤市議は党派を代表してブログを書いているという様子。組織が固い公明党市議が消極的なのはまあいいとして、民主党市議が1人もしていないというのは意外といえば意外。もっとも、民主党サイトの議員紹介を見ても、埼玉県の市議は個人のサイトを持っていない人が多い。ただ、2008年まで民主党公認で市議を務めていた田中幸弘、加藤文保、羽根善保の三市議は自身のサイトを持っていたことを考えると、退化している感は否めない。2008年の市議選で、無党派の票が別の無所属議員にいったからかはわからないけど、苦戦したことを思い起こさせる。

これをまとめたきっかけは、前新座市議の田中幸弘氏がTwitterを始めていたことを知ったことによる。国会議員よりも地方議員のほうがTwitterで情報発信をするのにふさわしいのではないかと考えているのだが、高邑市議がTwitterを始めることを検討しているようで、もし始めれば新座では初めてのTwitter議員ということになる。


新座市長選挙をふりかえる

新座市長選挙が現職候補の辛勝という結果に終わった。新座市長選挙を候補者に焦点をあててざっくばらんにふりかえってみる。

須田健治候補について

須田候補を支援した早川忠孝衆議院議員のブログから。いきなり人の文章を引用で申し訳ないが。

なんの実績もなく、それほどの活動もしていないのに、キャッチフレーズだけが一人歩きし、有権者を惑わせる。

経験や実績、本人の資質、そんなものが通用しにくい時代になった。

http://ameblo.jp/gusya-h/entry-10115998204.html

これからは多選というだけで、大変なハンデを負う、ということを改めて知った。

どんなに有能でも、どんなに実績を上げても、そして、どんなに市民の信望があっても、都市化の傾向が強い地域では、市民は一定の時期にトップの交代を求めるもの。

そう覚悟する必要がある。

http://ameblo.jp/gusya-h/entry-10115998204.html

早川議員のブログは、認められるべきものが社会や環境が原因で認められないと嘆くような文章が多いのだが、確かにそういう側面もあるにせよ、認められないのはそれなりに確とした理由がある。

早川議員が指摘したとおり、「多選はよくない」というムードが現職を苦しめたことは確かである。そのムードを煽ったのが「それほどの活動もしていない」と評された人なのだろう。ただ、ムードを押しのけるだけの実績をアピールできていたかというとそうではなかった。このあたりは当初今回の選挙に立候補するつもりがなかったということもあるのだろうが。

今回吉田県議系の市議(と勝手にカテゴライズさせてもらうが)が中立の立場をとったようだ。また、元民主党県議の当麻よし子所沢市長が支援していたみたいだったり、他にも幅広い支援を集めていたみたいで、そういう意味では現職の王道選挙を戦ったとも言える。しかし、それでその票差だから何ともいやはや。

田中幸弘候補について

惜しかったと言えばそれまでだが、その立ち位置がよくわからず迷走している感すらあった。最初は民主党所属であることを押していたと思うのだが、民主党からいい返事がもらえなかったときが境になったかはわからないが、民主党の色は消えていった。その一方で共産党と手を組もうとするものの、結局決裂。確かに数あわせを考えれば共産党と手を組んだほうがいいが、市議時代に田中氏らと共産党で反須田で共闘していたならともかく、過去はさておき選挙だから手を組みましょうというのは個人的には感心しない。勝つためであればなりふりかまっていられないという意見もあるだろうが、そういうのはいつかは破綻するものである。出馬表明も挑戦者であれば真っ先にすべきだったと思う。現職須田氏、大島氏に次ぐ三番目というのは、かなり早くから(ゴールデンウィーク前から)活動してだけになんとかならなかったのだろうか。私は部外者なので実情はわからないけど、外から見てそう感じた。

候補者中でいちばん若いということもあってインターネットによる活動も積極的だったが、これがSEOをあまり考えていないようだ。また、細かい話になるが、意見を募るフォームの年齢の項目が、20代、30代、40代、50代、60代、70代~、しかない。19歳以下の選択肢がない。まさか選挙権がない人は意見できないというわけではないと思うが。このあたりは社会調査の基本だろう。

保坂フミ子候補について

共産党が独自候補を擁立したのはよかったと思うが、得票数が6000票台。これは共産党の基礎票のままではないか。それでいて、配布物に「健闘」と書かれていたり、新聞には「目標の得票数」などと書かれていた。巷では共産党が人気だという声もあるが、やはり共産党に多くを期待するのは酷だなと思った。

大島素美子候補について

謎だった。



新座市長選挙が告示

http://www.saitama-np.co.jp/news07/07/03x.html

http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20080707/CK2008070702000118.html

6日、新座市長選挙が告示された。現職の須田健治氏(自民、公明推薦)、元市議の保坂フミ子氏(共産推薦)、元市議の田中幸弘氏、主婦の大島素美子氏が立候補した。4人の立候補は過去最多。田中氏は連合埼玉の推薦を得たが、民主党は「友情支援」どまりで実質的な自主投票とのこと。

当ブログでの新座市長選挙の記事は新座市政選挙特集で。


埼玉新聞の新座市長選に関する展望記事

埼玉新聞に新座市長選に関する展望記事が載っていた。

http://www.saitama-np.co.jp/news07/03/05x.html

けっこう踏み込んだ内容の記事である。要約すると、

  • 現職の須田健治市長は自民党、公明党の推薦を受け、保守系議員の協力を得て着実に地盤を固めている有利な状況
  • 須田氏は自ら駅頭に立っており、陣営も「無投票だった前回選挙から時間がたっており、甘い選挙はない」と手綱を引き締めている
  • 田中幸弘元市議は民主党に推薦を申請したが支援どまり、民主党は実質的に自主投票
  • 田中氏は「刷新の会」五人のうち三人と別の無所属議員一人(要するに四人の市議)の応援を受けている
  • 田中氏と共産党で連携する話もあったが、決裂した
  • 保坂フミ子元市議は共産党の推薦を受けている
  • 大島素美子氏は独自路線
  • 投票率はよくて33%くらいでは?

田中氏と共産党で連携を模索していた動きがあったのは知らなかった。そういう話は表になっていなかったと思うのだが、裏ではいろいろとやっていたのね。まあ、やっているか。新聞社は取材しているからそう書けるのだろう。やはり、個人ブログの内容はたかがしれている、というよりも、そういうフィールドで勝負してはいけないなと思った。

田中氏を応援している市議について具体的な名前は書いていないけど、インターネットで表になっている情報などから類推することはできる。逆に言うと、「刷新の会」五人のうち二人は応援していないということになる。中立なのか他陣営の支援にまわったのかはわからないけど。民主党は結局推薦を出さないらしい。なんかねじれている。あと、須田市長が「保守系議員の協力を得て着実に地盤を固めている」とあるけど、保守系会派の政和会に所属しているのは七人しかいない。公明党が同じく七人、共産党は六人。

*今までこの種の記事は[新座志木]と[政治]のカテゴリにしていたのを、[新座市政]というカテゴリで書くことにしました。順次移行していきます


新座市長選挙に保坂フミ子元市議が出馬

今日付けの埼玉新聞に元市議の保坂フミ子氏が新座市長選に出馬するという記事が載っていた。以下に転載しておく。

任期満了に伴う新座市長選(七月六日告示、十三日投開票)に新人で共産党元市議の保坂フミ子氏(七二)が一日、無所属で立候補すると表明した。

保坂氏は一九七一年四月、新座市議に初当選。二〇〇〇年二月まで連続十期務めた。「市民の目線で政治を実現し、国の悪政の防波堤になりたい」と抱負を語った。

同市長選への出馬表明は、五期目を目指す現職の須田健治氏(六二)、新人で主婦の大島素美子氏(五六)、新人で元市議の田中幸弘氏(五一)に次いで四人目。

「二〇〇〇年二月まで」とあるが「二〇〇八年二月まで」の間違いではないだろうか。「国の悪政の防波堤になりたい」と言うあたりが共産党らしい。無所属で出馬とあるが、共産党系候補と考えていいだろう。共産党としても、普段自公民を批判しておいて市長選に候補を出さないでは、筋が通らない。共産党としては考えられる限りでは最良の候補者を出したのではないだろうか。これで、選択肢も増え、対立軸もはっきりすると思う。