新座市政一覧

新座市長選挙情報補足

昨日書いた記事に誤りがあった。まず、田中幸弘氏出馬表明の記事は6日付けではなく7日付けの埼玉新聞の記事だった。あと、5日付けの埼玉新聞の記事に大島素美子氏出馬表明の記事が掲載されていた。報道されていないのでは?と書いたが、単なる私の見落としだった。申し訳ありません。記事のほうは修正しました。

そういうわけで、大島氏出馬の記事を以下に転載しておく。

任期満了に伴う新座市長選(七月六日告示、十三日投開票)に、新人で主婦の大島素美子氏(五六)が四日、無所属で立候補すること表明した。

大島氏は山口女子短大(現山口県立大)を卒業後、岡山市内の運輸会社社員などを経て、一九八一年に新座市に転居。今年三月ごろ、立候補を決意したという。「閉塞(へいそく)感のある現状に風穴を開け、自由かっ達な世相を目指したい」と抱負を述べた。

同市長選の出馬表明は、現職の須田健治市長(六二)に次いで二人目。ほかに、市議ら複数が出馬を予定している。

閉塞にかなが括弧がついていたり、自由闊達がかな混じりなのがまさに新聞記事だな。

記事で気になったのは「ほかに、市議ら複数が出馬を予定している。」のところ。このあと元市議が出馬表明したが、市議は出てきていない。そうなると共産党は市議を擁立するということになるのだが、果たしてそうなのだろうか。


新座市長選挙に田中、大島氏が出馬表明

6月7日付けの埼玉新聞に新座市長選挙の記事が載っていた。Web上には載っていないので全文転載する。

任期満了に伴う新座市長選(七月六日告示、十三日投開票)に、新人で民主党元市議の田中幸弘氏(五一)が、無所属で立候補すると表明した。

田中氏は一九八四年二月に新座市議に初当選。二〇〇八年二月まで連続六期務めた。

「今までのような古い体質の政治ではなく、新しいタイプの政治を推進しなければこれからの時代に対応できない」と話し、二期八年を上限とする多選自粛条例の制定や財政再建などを公約に掲げた。

同市長選への出馬表明は、五期目を目指す現職、須田健治氏(六二)、新人で主婦の大島素美子氏(五六)に次いで三人目。共産党も出馬を模索している。

噂されていたとおり田中元市議が出馬する。噂も何も、あそこまでしていて市長選に出ませんでは、いったい何をしていたのかということになるが。けっこう民主党を推していたように思うが、無所属での出馬とのこと。もっとも、民主党公認で首長選に出るというのは前例がないとは思うが。民主党が推薦くらいは出すのか。本人のサイトを見てもそういう気配が全くなかったので、7日の新聞で出馬を表明している記事を見つけて驚いた。あと、いつの間にか新人で主婦の大島素美子氏が立候補を表明していた。google:大島素美子で検索しても、詩集を評価されているサイトが1件かかるだけだ。これが本人かどうかもわからない。Yahooで検索したら、詩集を書いた大島素美子氏が埼玉県の人だということがわかった。本人かもしれない。

あと残る焦点は共産党が誰を擁立するかということか。


新座市長選挙の立候補予定者説明会に4陣営が出席

http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_flash/0806/0806040763/1.php

一応、新座市長選挙の動向はインターネットで確認しているけど、2日に立候補予定者説明会があったということで新聞も報じているかと思って図書室で主要紙を確認したが、埼玉新聞をはじめどこの新聞も報じていなかった。

4陣営のうち3陣営が候補者未定だという。もう1陣営は既に出馬を表明している現職の須田氏だろう。前の埼玉新聞の記事だと「民主党の元市議、共産党が出馬を模索している。」とあった。他にもう1陣営が動いているということか。具体名がでていないのでどういう勢力かはまったくわからないが。それにしても選挙まであと1ヶ月ちょっとしかないのに、動きが遅い。これで無投票になったら唖然とするね。


須田新座市長が市長選に出馬を表明

http://www.saitama-np.co.jp/news05/27/05x.html

市長選まであと1ヶ月半くらいなのだが、やっと出馬を表明した。記事には「同市長選には、民主党の元市議、共産党が出馬を模索している。」とある。民主党の元市議はここでも話題になっているTさんのことだろうが、共産党も動いているのだろうか。個人的には一騎打ちという構図よりはもう一人くらい出たほうがいいと思っている。それこそ、元市議のあの人とか。

今まで後出しじゃんけん狙いみたいな感じでもそもそもそもそしている印象を受けて、正直いらっときていたけど、これで市長選に向けて盛り上がっていければいいかと思います。

個人的には多選はあまり気にならない。多選で失敗した人もいるけど、そうでない人もいるし、逆に一期目で失敗した人もいる。逆に多選批判がしつこいようだと、そこしか攻めるところがないんか、という気になる。


1992年の新座市

新座市長選挙が近いということで、新座市長選挙の結果をまとめてみたが、今から16年前、1992年7月の選挙では現市長である須田健治氏が「存亡を賭けた戦い」という気概で望んだ自民党新座支部が推した鈴木泰夫氏を破って市長の座をつかんだ。それから16年、須田市長はいまだに市長の位を保ち続け、一方新座の自民党は県議選で候補を擁立できないほどにまでなった。

現在というのは過去の歴史が積み重なって成り立っている。そういう意味でも歴史を無視することはできない。


市議会傍聴に行ってきた

選挙のときだけ騒いで普段は何もしないというのも無責任な感じなので、市議会の傍聴に行ってきた。傍聴にいくのは初めてだ。普段平日働いている人でも議会を傍聴できるように、休日に議会を開催する試みを行っており、今回平日に働いている私が行ってみることができた。傍聴者は、午前は20人弱、午後は5人。少ない。傍聴席は100席以上はあって、がら空きだった。午後は始まったときは私一人で、路線バスに乗って客が私一人になることはたまにあるがここで一人というのはどういうものかと思っていたら、遅れて入ってきた人がいて少しほっとした。

細かい点は書かないが(別のところで書くかもしれないが)、やはり会議録を見るのと生で見るのでは全然価値が違う。議員の人となりが見られるという点ではやはり生で見るにはかなわない。特に共産党の議員は、普段の活動では一人一人の個性が伝わりづらいが、実際に質疑を聞くとそれぞれに個性があって、一つに括れないなと思った。個人的には笠原進議員の質疑がよかったと思う。

ただいかんせんかかる時間が長い。午前9時半に始まって、昼休みを挟んでだいたい午後4時半に終わった。みっちりだ。まじめに議論するとなると長い時間がかかるのは当然といえば当然なのだが、気軽に見られるものではない。開かれた議会という言葉があるが、ただ開かれても市民にそれが伝わるには、それなりの形で編集された形にしないといけないと思う。それは市や議会がやるよりも、別の中立な第三者がやったほうがいいとは思うが、そういう機関がないために議会の情報が市民に伝わっていないように感じる。一応、議会には記者席という席が用意されているのだが、午前はそこに座っていた人が二人いたが、午後は誰もいなかった。

一般会計予算に関する質疑がメインであったが、教育、とりわけ学校教育に関する質疑が多かった。私自身は「一応教育大学」を卒業しているので、教職課程はとっていなかったが教育に関する授業も受けていて若干の理解はある。ただ、基本的に日常では学校教育と関係ないところで生きているので、もう少し違う、今の自分に直接に関係してくる分野の質疑も聞きたかったというのが正直なところだ。

議会の風物詩といえば居眠りだが、今日も居眠りしている人がいた。誰が居眠りしていたかは書かないけどな!


新座市議会の会派が決まる

選挙中はどのような会派構成になるのかに注目していたのだが、選挙が終わって当選者が決まった時点で会派構成が簡単に予想できたので、若干残念な感があった。果たして予想どおりの構成。すなわち、

  • 公明党→公明党-7名
  • 日本共産党→日本共産党-6名
  • 民主党+無所属(平松、島田)→刷新の会-5名
  • 無所属(高邑)→語る会-1名
  • 無所属(上記以外;保守系)→政和会-7名

公明党、共産党が多過ぎという意見もあるが、私としては新座市議会の公明党、共産党は、国政などのそれに比べるとさほどアレルギーはないので、実のところあまり気にならない。もっとも、これより多くなるとさすがにどうかとは思うが。


新座市議会議員選挙が終わる

http://mainichi.jp/area/saitama/news/20080218ddlk11010235000c.html

新座市議会議員選挙が終わったので私なりに少し考察してみる。

トップ争い

得票数1位、2位は前回と同じ顔ぶれ。前回とは違ったのはその順位で今回は1位が平松大佑氏で2位が並木傑氏。並木傑氏は過去4回の選挙で1位か2位につけており、市議選では負け知らずだ。市議選では。平松氏は支持が定着しつつあると思う。

党派別

公明党、共産党が前回から約1000票伸ばしたのに対して、民主党は1000票以上減らした。なんとか3議席確保できた形だ。公明党はまあ強いとして、共産党は今回若い小野大輔氏を擁立して、それを考慮して票割りしたのであれば成功だったと思う。実のところ私は票割りに失敗して1議席落とす可能性もあると予想していた。共産党では工藤薫氏がトップ得票だが、これは県議選出馬効果だろう。前回は県議選に出馬して落選した笠原進氏が共産党ではトップだった。民主党では、今回の選挙で出馬しなかった田中幸弘氏が多く得ていた得票がごっそり抜けた形。柴崎清氏は連合埼玉推薦だから組織票を得て上位で当選すると外野の目から見て思っていたのだが。内部的なことは全くわからない。

落選者

今回は現職2人、新人4人が落選。新人で言うと、今回は無所属新人は2人しか当選していない。定数減の影響が出たとも言えるが、あいまいな言葉を並べていまいちスタンスがわからない候補にはなかなか票は集まらないのではないかと思う。現職は実績があるが、新人はほとんど知られていない。それをカバーする具体的なアピールがないと当選はおぼつかないと感じた。個人的にはあまり意味がないと思っているマニフェスト型選挙だが、市議選では候補者が自身が作成してそれを訴えていけば有効かもしれない。

現職で言うと、星川一恵氏は前回落選した革新無所属の大矢道子氏の票をあわせると当選するのではないかと思っていたが、そういう単純な足し算にはならなかった。基本的に基礎票が少ないのだと思うけど、それをカバーする浮動票が得られなかったということか。私としてはあまり好きではないのだが、新座市議会では存在感を示していたと思う。ただ、市議会議員というのは接点がない人にとっては4年に1回うるさくする人、というだけのイメージを持っている人も多いと思う。それを覆すには、市民が市議会議員を知る必要もあるわけだが、市議会議員としても広く市民の支持を広げる努力も必要なのではないかと思う。中田勇氏は、今回は危機感を感じられたが、よっぽど切羽詰まったのか「議員報酬を毎年五%削減・十年で半減」という公約を掲げていて、それは滅茶苦茶だなと思っていたら、落選した。

*新座市の議員報酬は月40万円なので半分になると20万円になる(→参考サイト

*ちなみに月40万円という額は人口15万人から20万人の市ではいちばん低いらしい(→参考サイト

総評

選挙に当選したのがゴールではなくスタート、という月並みな言葉で締めくくりたい。それにしても、ローカル選挙の情報の少なさには困ったものだ。関係者にはいろいろと情報が飛び交っておもしろいことになっているのだろうが、外部の人間にとってはそれはうかがい知れない。新座市議選は毎回わりと選ぶべき候補が揃ってはいるが、そう考えるのは趣味でいろいろと情報を集めているからというのもあるわけで、誰に投票していいかわからないという人が多いかもしれない。今回の投票率は42.52%で決して高くはないが、国政選挙に比べて投票率が低いのは、情報量の差なのではないかとも考える。

そうは言っても、私にできるのはこれくらいだ。

http://politics.free-active.com/report/elr080101.htm

http://politics.free-active.com/document/niiza/nza0210.htm



新座市長選は7月11日

http://www.saitama-np.co.jp/news04/20/08p.htm

いつの間にか決まっていた。参院選と同一日。選挙に行くこと自体はけっこう面倒くさかったりするので、同一日というのはありがたい。前の選挙もそうだったのか。全然覚えていない。多分現職には入れていないけど。現時点で現職が出馬を表明。また、記憶に残らないような選挙戦になるのか。