路眺一覧

GSV009.足尾(栃木県日光市)

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かつては栃木県下二番目の人口を誇っていた足尾町であるが、足尾銅山の閉山とともに人口が減少。現在は日光市の一部となっている。2017年に間藤駅から古河橋付近まで歩いたことがある。日光、通洞・足尾方面から通洞~赤倉に至る日光市営バスも運行されている。
ストリートビューではわたらせ渓谷鐵道終点の間藤駅から赤倉方面に向かっていく。間藤駅にはトロッコ列車が停まっていて人の姿もちらほらと見える。間藤のあたりはかつては足尾の中でもいちばん繁華な場所であったというが、今はひっそりとしている。下間藤バス停を過ぎたあたりで廃踏切を横切る。本山方面には線路、鉄橋が見える。足尾銅山学校跡の付近で日光市営バスとすれ違う。乗客は五人ほどいた。それなりに本数は維持されているので、まったく乗客がいないということもないのであろう。赤倉バス停、古河橋のあたりの景色は今でも覚えている。更に銅親水公園のほうに進んでみる。先にも人家が点在としているが、ある程度行くと人家がなくなる。それでも往時には今では野となっている高原木にも銅山住宅が建ち並んでいたという。そして銅親水公園に到着。冬季以外はここまで日光市営バスが乗り入れる。その先も道路は続いているが、一般車両は通行止めとなっている。


GSV008.竜神大吊橋(茨城県常陸太田市)

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竜神大吊橋は2008年に常陸太田から馬次入口に行くバスに乗ったときに、入口を通過したことはある。当時に書いた文章には「かつては竜神大吊橋までバスが乗り入れていたこともあったが、今では竜神大吊橋入口というバス停があるのみである。入口バス停から吊橋まで行く道は上り坂で、歩いていくにはたいへんそうである。」と書いてあるが、今は土日祝日だと1日5本、竜神大吊橋までバスが乗り入れている。少なくとも入口で降りる必要はなさそうだ。
ストリートビューではその入口から竜神大吊橋に向かっていく。道路はやはり上り坂になっていた。途中、坂を下りていく若者らしき四人組に出会う。当時はバスが吊橋まで乗り入れていなかったのであろうか。途中にある特筆すべきものは蕎麦屋くらいである。あと、駐車場が広範囲にわたっている。いちばん吊橋から遠い駐車場から歩いて行くとなるとけっこう遠そうだ。そして道路の終点にあるのが、吊橋と水府物産センターである。このあたりは旧水府村になる。なんと、本来320円の吊橋の通行料は茨城県民の日ということで無料だった!というのは、ストリートビューなのでどうでもいいが、ストリートビューでも吊橋を渡ることができる。橋の幅はわりと狭い。橋を渡った先はハイキングコースになっていてその気があれば長い時間を過ごすことができるようである。また、360°写真では吊橋の上からバンジージャンプをしている人も写っていた。


GSV007.大内宿(福島県下郷町)

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大内宿には2012年9月に行っている。そのときは新白河駅から会津若松に行くバスに乗り、大内宿で1時間弱停車する間に観光したのであった。そのバスは形態を変えつつも2019年までは運行したようであるが、今後運行されるかは不明である。
ストリートビューでは大内宿の入口から見晴台に向かっていく。大内宿の入口は夏というか雪などみじんもなかったのに(ただ車や人は多い)、大内宿に向かおうとすると急に雪景色になる。自分が行ったときとはだいぶ印象が違う。人の数は少ないが、観光客らしき人がいくらかはいる。営業している店もあるようだが、飲食店は営業していないようで、時間帶としては10時頃であろうか。見晴台に上る石段は冬季は通行禁止になっており、迂回路を進む。見晴台からは大内宿を望むことができる。自分もそこから写真を撮った。360°写真では雪景色ではない見晴台からの写真がいくつか登録されている。
自分などは雪国育ちで、どちらかというと雪にはうんざりしているので、わざわざ冬に行って散策することはないかなと思った。


GSV006.銀山温泉(山形県尾花沢市)

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銀山温泉といえば、高級感がある温泉街というイメージだが、一人で泊まれる旅館がないとも聞いていて、調べてみたら一軒だけあってそこに泊まったという情報があるものの、その旅館の公式サイトを見てみたら二人以上でないと泊まれないっぽく、いずれにせよ自分には縁遠い温泉かなと思っている。そういう温泉の様子を見られるのもストリートビューならではである。
ストリートビューでは大正ろまん館から銀山温泉に向かっていく。ストリートビューのデータは最新が2014年で、まだ大正ろまん館ができる前だったようだが、360°写真でこの施設を見ることができる。大型車が離合するには苦労しそうな道を進んでいき、共同駐車場が見えてくる。銀山温泉の温泉街は一般車両が通行禁止ということで少し離れた駐車場に車を停めることになっているという。更に進むとはながさバスの銀山温泉バス停が見える。大石田駅、尾花沢市街と銀山温泉を結ぶ路線バスである。バスの転回場もかなり狭そうだ。そこから坂を下っていく。看板には温泉街すぐそこと書いてあるが、そこそこ離れている。温泉街に着くと、銀山温泉の写真としてよく出回っている風景が見られる。真ん中に川が流れていて、橋が架かっていて、両側に道路がある風景だ。奥の方に行くとはいからさんのカリーパンの店がある。銀山温泉はカレーパンも有名らしい。


GSV005.後生掛温泉(秋田県鹿角市)

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後生掛温泉には2008年に行っている。当時は行きは鹿角方面から、帰りは田沢湖方面へのバスに乗ったのだが、今は鹿角方面から後生掛温泉に直通するバスはなくなったようだ。田沢湖方面から冬季以外の土日休日に2往復のバスの便がある。鹿角から行く場合はアスピーテ入口で乗換になる。後生掛温泉は鹿角市ではあるが、新幹線駅とのアクセスが重要視されたということか。なお、2002年には岩手八幡平頂上から田沢湖行きのバスに乗り、後生掛温泉を経由してアスピーテ入口で降りて鹿角方面にバスに乗り換えたことがある。おそらく鹿角に直通するバスもあったのだが、時間が合わなかったのだと思う。
ストリートビューでは八幡平アスピーテライン上の後生掛温泉バス停あたりから後生掛温泉に入る道を進んでいく。アスピーテライン上ではバスを待つ人はいるものの、後生掛温泉に入る道には車がなかったのだが、その道に入るや、左側は路上駐車の車が連なっていた。撮影した時期が違うのであろう。歩いている人もちらほら見えて、左側には湯煙が見える。突き当たり左側の後生掛温泉の建物のところに到着。ここまでは私も現実に来ている。更に奥、車では入れない後生掛自然研究路にもストリートビューでは入れる。立派歩道が整備されている。少し歩くと紺屋地獄に到着。別府にある地獄と似たようなものだ。その先は若干歩道が細くなっているが、わりと苦なく散策できるような場所になっていた。
自然散策路には行っていないので、温泉も含めて再訪したい気持ちもあるのだが、なかなか簡単に行ける場所ではなく、難しいところである。


GSV004. 田代島(宮城県石巻市)

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田代島は2013年に行こうと思って石巻の船乗り場までは行ったのだが、天候の問題で帰りの船が出ないかもしれないと言われて断念したということがある。それ以来行けていない。
ストリートビューでは石巻からの船が着く仁斗田港からマンガアイランドのほうに行ってみる。島内の道が細い。途中、阿部ツ商店という店の前に人が集まっている。猫が何匹かいるからであろう。商店自体は今は閉店したようである。そして、マンガアイランドのテーブルのベンチの上にも猫が何匹も横たわっていた。マンガアイランドから学校の浜に下りられるが、遊泳禁止でエイが多くてたいへん危険だという。この浜の360°写真も登録されている。仁斗田港近くの集落をストリートビューでウロウロしてみると猫の姿を見られるが、それ以上にそれを撮る人のほうが目立っている感じ。
田代島へは網地島ラインに乗って行く。石巻からだと1日3往復。かつては石巻駅からはわりと距離がある門脇発着所からしか出ていなかったが、今は比較的駅から近い中央発着所ができて便利になっている。


GSV003. 北山崎(岩手県田野畑村)

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名勝として名前は知っているが、実際には行ったことがない。国鉄バスが走っていた頃は久慈・普代と岩泉を結ぶバスが経由し、1982年のダイヤではほぼ全便が北山崎展望台で乗換となっている。往時は国鉄バスの要衝であったと言える。
ストリートビューでは県道44号線の入口から北山崎に向かっていく。よくある感じの道を少し進むと駐車場につきあたる。敷地内には普代村営バスとおそらく田野畑村のバスのバス停が見える。両バスについては後述。駐車場の先は関係車両以外は立ち入り禁止、ということで、360°写真で見ると、レストハウス、食堂、土産物屋、宿、ビジターハウスなどが見られる。更に海のほうでは三陸海岸の景色を見ることができる。更にすごいのは少し北の黒崎から北山崎に向かって、海上の景色がストリートビューで見られるということ。リアス式海岸を家にいながら見られる。
国鉄~JRバスは廃止となったが、現在北山崎に公共交通で行こうとなると、まず普代村営バスが普代駅から北山崎展望台まで1日2往復運行している。また、かつては田野畑村民バスが田野畑駅と北山崎展望台を結んでいたようだが、これは今はなく、予約制の観光乗合タクシーに乗れば田野畑駅から北山崎展望台まで行くことができる。


GSV002. 竜飛崎(青森県外ヶ浜町)

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竜飛崎は長年行きたいと思っているのが、なかなか行けない場所である。三厩までは鉄道で行ったことがあるが、そこから更に30分ちょっとバスに乗っていく必要がある。
ストリートビューでは階段国道を上って龍飛埼灯台に至ってみる。下側に階段国道入口という看板があって迷うことはなさそうだ。ただ、大部分は国道ではない巷の遊歩道にあるような階段と変わりがないようでもある。港を望めて景色はいいというのはある。上りはたいへんなのでバスで竜飛岬灯台まで行って階段は下りで通ったほうがよさそうである。階段国道を上りきると、次は灯台まで至る「階段村道」を行くことになるが、これは三厩村に設置した看板の文言であり、外ヶ浜町なった今は町道ということになるようだ。階段は車が通れないということもあって、有志の人があげたデータがストリートビューで閲覧できるようになっている。灯台からの景色も何パターンか閲覧できるが、中には霧かなんかで全く眺望がきいていない画像もあった。それでも何人か人がいた。こればっかりは運であろう。
そういうわけで竜飛崎は5年以内を目処に行きたい場所として挙げておく。少し離れた青函トンネル記念館にも行きたい。宿泊しないまでも一日近くかけて回りたい場所である。


GSV001. 鴻之舞(北海道紋別市)

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かつては日本でも有数の金の産地として栄え、人口も全盛期には14000人ほどの人がいたという鴻之舞。1973年に鴻之舞鉱山が閉山となり、今は人口0人となっている。
ストリートビューでは手前にある旧上藻別駅逓から道道305号線を南に向かい鴻之舞に至ってみる。道中、建物はほとんどない。目立つ施設は採石場くらいである。鴻之舞に入るところで慰霊碑があるのがわかる。広い敷地にぽつんとたたずんでいる。少し進んだところに神社跡もあるようだが、こちらは立ち入り禁止となっている。道道から脇道に入ろうとすると、だいたい立ち入り禁止になっている。本当に1万人以上の人が住んでいたとは思えない場所だ。住人の跡が無となっている。Wikipediaには精錬所の煙突の写真が載っているが、ストリートビューでは確認できなかった。
1940年代の短期間、紋別と鴻之舞を結ぶ鴻紋軌道が走っていたが廃止されている。バスは北紋バス、北見バスとその前身事業者が、紋別、丸瀬布、遠軽と鴻之舞を結ぶ便を運行していたようだ。現在は紋別市街から上藻別駅逓までのバスが北紋バスの路線として残っている。
かなり興味があり行ってみたい気持ちもあるが、行くのは困難、かつ、行ってみても痕跡はほとんどない、という状態で、自分のリソースが限られている以上はストリートビューで見て疑似紀行で止めておくというのが良策か。


Googleストリートビュー企画始めます

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思いついたのは、Googleストリートビューを使って日本中を疑似旅行するというコンテンツで、それ専用のサイトを立ち上げようとかと思ったのだが、試しにやってみるとけっこう手間がかかって、しかもサイトを作りすぎて乱立気味で、更にもう一つ作るというのもしんどいものがある。そういうわけで、気になる場所や過去に行ってみて印象に残っている場所をピンポイントでGoogleストリートビューで疑似的に旅行する、というところに落ち着いた。更に言うと、既存のリソースを使おう、ということで、このブログの一カテゴリとして更新していくことにした。
とりあえず2021年は各都道府県一ヶ所づつ、47の場所を取り上げていく。基本的には毎週水曜日更新とするが、今年は水曜日が51日あるので、不定期の休みもありとする。早速来週、北海道から初めていく。