路眺一覧

GSV025.竹生島(滋賀県長浜市)

竹生島は行ってみたいと思いつつもまだ行ったことはない。
ストリートビューでは、船着き場から宝厳寺を経て都久夫須麻神社に向かっていく。明治期までは神仏習合で一体化していたという。島に上陸し「ようこそ長浜市へ」という看板が目立つが、長浜から船で来た場合は今更ようこそもないだろう。土産物店が賑わっている。少し進むと拝観料を払う場所があり、ここから先は有料ということになるが、竹生島に来て拝観しない人もあまりいないだろう。ストリートビューはここから先も続いている。宝厳寺の本堂に行くための階段はかなり急な上りになっている。本堂から更に上ると宝物殿と三重塔がある。そこから下って都久夫須麻神社に至るが、現地では竹生島神社と記されているようだ。入口のあたりは工事中であった。かわらけ投げが有名である。
Google Mapの経路検索で検索すると謎のルートがでてくる。猿島のときもそうであったが、小さな島には対応していないようだ。


GSV024.国見山石灰鉱業専用線跡(三重県南伊勢町)

国見山石灰鉱業専用線は南島町、現在の南伊勢町に存在した、石灰石を選鉱場から吉津港まで輸送するために作られた専用線である。2001年にベルトコンベアによる輸送に切り替わって廃止となっている。南伊勢町に行く際にここを見るために寄っていこうかとも思っていたのだが、南伊勢町役場があり旧南勢町の中心でもある五ヶ所から国見山石灰鉱業専用線があった村山までバスで1時間超もかかり、バスの本数も少ない。そういうわけで行くことはやめた。
ストリートビューでは、吉津港から石灰鉱山の方に向かっていく。現役のベルトコンベアの姿が見える。国道260号線にも鉄道がかつてあったと思われる跡があるが、車で過ぎればほとんど気がつかないレベルである。ここから山側に向かっていく。ストリートビューの限界で川を挟んだ遠くからになるが、まずはっきりと見られるのは残っている鉄橋の姿である。川を渡って専用線跡に近づくと、レールが残っているのがはっきりと見えた。ここから先しばらくは専用線跡と道路が離れているが、だいぶ進んだあたりで、レールが川と反対側の右側に現れた。ここから先は専用線跡と道路が併走し、更に左側にはベルトコンベアの姿が現れる。やがて専用線跡の直上にベルトコンベアが通るようになる。木に囲まれた細い道の斜め上にベルトコンベアが通っている光景も珍しいと言えば珍しい。やがて鉱山の麓に到着。ここで行き止まりだが、ここまでストリートビューの車が入ってきたこと自体すごいと思った。


GSV023.富山(愛知県豊根村)

愛知県富山村といえば、かつては離島以外の市町村で最も人口が少ない村であったが、2005年に豊根村に編入されている。そういう意味で興味はあるのだが、行ったことはない。
ストリートビューでは富山の玄関口である大嵐駅から旧富山村の中心部に向かっていく。大嵐駅は静岡県浜松市天竜区、かつての水窪町であるが、駅のすぐ近くにある橋で天竜川を渡ると旧富山村域に入る。1997年には富山村が資金を出して大嵐駅の新駅舎を建てたとのこと。駅周辺の看板なども富山が目立っている。天竜川に架かる鷹巣橋は道幅は細く、橋長は長い。橋を渡りきったところで愛知県豊根村の標識が見える。左に曲がって旧富山村の中心部を目指すが、やはり道が細い。途中までは天竜川に沿って行くようにみえるが、案外木に覆われていて天竜川が見えない箇所はある。しばらく進むとまとまった建物が見えてくるが、そもそも建物を建てられるような平らな土地が限られている。駐在所、村役場支所、郵便局が固まった場所にあるが、コンパクトにならざるを得ない立地でまとまっている。少し先には林業センターがあり、ここは若干広々とした場所に建っている。その先には旧富山村唯一の商店という千歳屋商店がある。シャッターが閉まっており屋根の文字も一部欠落しているのでもう営業していないのかと思いきや、豊根村のパンフレットには年中無休と記載されており、掲載されている写真も例の文字が欠落している状態なので、営業しているのかもしれない。2004年には喫茶店は理髪店も営業していたようだが、今は営業していない模様。理髪店に関しては、サインポールが残っている建物は確認できた。更にその先には旧富山村唯一という信号機があり、富山小学校富山中学校の看板もあるが、豊根村立富山小中学校は2015年に閉校となっている。信号を過ぎると、建物の存在がなくなってくる。ひたすら進むと、ふるさと創生事業で整備されたという湯の島温泉がある。その近くに架かる井戸川橋はかなり細い。歩行者待避所のようなスペースがあった。


GSV022.井川(静岡県静岡市)

井川は大井川鐵道に乗って井川駅まで行って井川湖あたりを歩いたり、古くは静鉄のバスで静岡駅から井川駅まで行ったこともあるが、井川本村のほうには行ったことがない。
ストリートビューでは井川駅から井川本村に向かう。県道60号線を進んでいく。まず駅のすぐ上のほうに「ミニ列車ご利用者専用駐車場」なるものがあった。車でここまで来て大井川鐵道に乗って往復する人の利用を想定しているのか。道も細く木に囲まれたところを延々と行くとなると、歩いて行くのはたいへんだろう。市道閑蔵線の交点を過ぎると少し開けてきて、静岡らしく茶畑も見えてくる。せっかくなので「夢の吊橋」を渡るルートを選んでみたが、橋まで行くのも険しそうで、橋自体も夢?という代物であった。駅から本村まではけっこう距離があることがわかった。井川本村の中心部に入ると、けっこう住宅が並んでいる。旅館や民宿も何軒かある。ただ、商店の類いは少ないように見えた。一般的なスーパーマーケットがある静岡市の北郊まで行こうとなると、車でも1時間半以上はかかる。あと、井川湖近くには井川ダムまで行く渡船乗場があるが「本日欠航」になっていた。


GSV021.岩村城跡(岐阜県恵那市)

岩村城跡はいつかは行ってみたい場所である。ただ、上り坂を上らなければならない。体力はますます下り坂の身、なるべく早くに行かなければならない。来春あたりか。
下記地図のルートは登口から岩村城跡まで国道を経由するルートになっているが、ストリートビューではまっすぐ上っていく。登口から城跡にまっすぐ至る道は当然ながら車両通行止めである。しばらく進むと林の中に入るが、ここも石畳が敷かれている。土岐門まで上ると平らな道となる。このあたりから城の遺構がいろいろと現れてくる。岩村城の写真としてよく見る六段壁まで来ると頂上はわりとすぐ近くである。ストリートビューでは六段壁を大きく迂回して、駐車場の脇を通って、頂上に到着。
上ることは上るが、あたりを見物しながら行けばそれほど苦ではないように思えた。車で頂上まで行けるが、やはり上る過程に見どころがあると言える。


GSV020.下栗(長野県飯田市)

日本のチロルとも言われる下栗であるが、2014年に行っている。具体的にははんば亭の駐車場に車を停めて、おおぎびら展望台まで歩いて行き、そこから下栗の集落を眺めた、実際に集落に行ったわけではない。
ストリートビューでは、はんば亭から下栗の集落に向かう。はんば亭という蕎麦店があるのだが、ここの駐車場に車を停めておおぎびら展望台に行くのがお約束となっている。駐車場は車がいっぱい停まっている。展望台へは坂を上っていくことになる。ちなみに車道から展望台に至る歩道に入るあたりには人がいっぱいいた。集落のほうに行くには坂を下っていく。進んでいくと交差点に交通整理の人がいた。道の狭さを喚起する看板があちこちに立っている。山の景色は素晴らしい。これだけの深山の里でも、少なくない人家が建っている。これだけ人家があれば何らかの公共交通機関があるのではないかと調べてみたら、旧上村中心部と下栗を結ぶ乗合タクシーが週2日運行していた。飯田行きのバスとの接続も考慮されているようである。
集落に行っても狭い道を通過するくらいがせいぜいであるので、観光客は観光客向けに設置されたビューポイントで集落を眺めるに留めておくのがいいのかもしれない。


GSV019.富士スバルライン(山梨県富士吉田市)

現在、富士スバルラインにLRTを敷く富士山登山鉄道構想なるものが取りざたされているが、私自身は富士山に行ったことがなく、富士スバルラインも通ったことはない。行く予定もないので、ストリートビューで行ってみることにする。
ストリートビューでは、胎内観音入口交差点から富士スバルラインを通って富士山五合目を目指す。2019年8月のデータだとマイカー規制で通行止めになっている。近年では夏期はマイカー規制が行われているようだ。富士スバルラインに入った先は2014年10月のデータになっていた。少し進むと料金所がある。紅葉、たまに富士山山頂が見られて、普通に景色がいい。要所要所に駐車場がある。展望スペースもあるが、鉄道化するとこの展望スペースに行けなくなるという問題はある。大沢駐車場を過ぎたあたりで、勾配もきつくなってくる。五合目のかなり手前から駐車場が多数あるが、これは五合目近くの駐車場には入りきらない車がけっこう来るということか。五合目の少し手前に大型バスの駐車場があり、少し進んで五合目に到着。観光客とそれらをターゲットとした観光施設が並んでおり、一般的な観光地そのものだ。
なんとストリートビューには、ここから富士山山頂までのデータもあるのだが、それは次の機会でとりあげる。


GSV018.竹田(福井県坂井市)

福井に行ったとき、竹田の油揚げなるものを食べた。竹田という場所を知らなかったが、調べたら旧丸岡町にあった。そして、丸岡に行ったときに竹田行きのバスが出ているのを目にした。私が目にしたときは古めだが普通のバスだったのであるが、事業者であるケイカン交通のサイトを見ると、現在はジャンボタクシーで運行しているようである。いずれにせよ、行こうと思えば公共交通機関で行けるわけである。
ストリートビューでは、女形谷パーキングエリア付近から竹田川に沿って竹田に向かっていく。パーキングエリアの施設にファミリーマートがあるのだが、一般道側にも駐車場があってそのファミリーマートに入れるという、珍しい仕組みになっていた。その後、竹田川を橋で渡る。その後進路を東に変え、竹田川に沿っていく。まわりの樹木の量が増えて、別の村に行く感覚になる。時折、川の流れが垣間見られる。竹田の集落の手前側に丸岡温泉たけくらべという施設がある。そこから旧国道364号線に入り、先で旧くない国道364号線に合流する。竹田のすぐ北側は石川県なのだが、その県境を越える道が旧国道のほうはかなりの「酷道」となっている。南側に進んで、竹田水車メロディーパークはちょっとした観光施設になっていた。その向かいには坂井市竹田農山村交流センターちくちくぼんぼんという施設があるが、ここは元竹田小学校だったようである。現在、竹田地区に小学校はない。その先を進むと竹田の油揚げ谷口屋の店がある。撮影時間が朝だったのかそれほど車は停まっていないが、2012年のデータと2018年のデータを比べてみると、2012年には草むらだった場所が、2018年には駐車場になっていた。その少し先の千古の家が竹田地区最南の名所と言えるが、ここは360°写真のデータも登録されていなかった。


GSV017.白山スーパー林道(石川県白山市)

白山スーパー林道は2015年4月に白山白川郷ホワイトロードという名前になっている。ということは承知しているが、個人的には白山スーパー林道という名前が好きだった。
ストリートビューでは、石川県白山市、旧吉野谷村の白山スーパー林道開設記念碑から岐阜県側に向かっていく。「真心」と書いた碑がある。そして入口の案内板には「白山スーパー林道」と書かれている。というのは、撮影したのが名前が変わる前の2014年だからだ。今はこの看板はないのだろう。なお、2012年4月に撮影したデータもあって、こちらは碑もここから分岐する県道53号線も雪に覆われている。どんどん進んで、中宮温泉への分岐路を過ぎたあたりに料金所があり、ここから先は歩行者、自転車、二輪車は通行禁止ということになる。そこから進んで岩底の滝付近には駐車場があり、車を停めて写真を撮っている人の姿も見られる。更に先の姥ヶ滝の近くにも駐車場があり、滝のほうに降りていける遊歩道があるようだった。ちょっと進むと道路からも姥ヶ滝が見られる。更に進むとふくべ大滝があり、ここは道路のすぐ近くに滝がある。ふくべは漢字で瓢箪と書き、瓢箪の和名がふくべとのこと。このあたりから道路も曲がりくねってくる。三方岩隧道を抜けると、石川県から岐阜県に入ることになる。トンネル内に「岐阜県」の表示があった。今までは坂を上ってきたが、ここからは下りになる。岐阜県側の最初の店として蓮如茶屋というレストハウスがある。これだけ何もないところを走ってくると、何かあるだけでありがたいかもしれない。近くに白川郷展望台もあるが、ここからは白川郷はほとんど見えないようである。更に進んで、岐阜県側の料金所に至り、白川郷に至る。
以前は、金沢から白山白川郷ホワイトロードを経て白川郷に至る乗合タクシーが運行されていたと記憶しているのだが、今調べたところ少なくとも現時点ではそのような交通機関は存在していないようである。


GSV016.雨晴海岸(富山県高岡市)

雨晴海岸には2008年に行っているが、天気があまりよくないぱっとしない景色しか見られなかった。当時撮った写真を見てもぱっとしないものばかりである。
ストリートビューでは、JR雨晴駅から雨晴海岸、展望広場の方へと向かっていく。実際、私が雨晴海岸に行ったときもJRに乗って駅から歩いて行ったのだが、あまり覚えていない。雨晴駅前は土産屋兼クリーニング店、飲食店があるが、飲食店は閉業したようである。少し進むと海が見える。そして国道に合流すると、道の駅雨晴がある。この道の駅は私が行ったときにはまだなかった、新しい道の駅である。海を展望できるデッキもある。その近くには義経社や海辺に行くための踏切がある。海の駅から離れると歩道が無くなる。女岩のあたりで歩道が復活する。展望広場まではずっと歩道があるが、それだけに途中の歩道が途切れる区間が残念である。海辺をずっと歩けるかはわからないが、少なくとも間に線路もあり、国道側に戻ってくることはできなさそうである。