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民主党新代表に野田佳彦氏

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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110829-OYT1T00686.htm

今日、民主党の代表選挙が行われて、1回目の投票では海江田万里氏143票、野田佳彦氏102票、前原誠司氏74票、鹿野道彦氏52票、馬淵澄夫氏24票。過半数に達する候補者がいなかったため決選投票が行われ、野田氏215票、海江田氏177票で、野田佳彦氏が民主党新代表に選出された。

もともと野田氏が本命と目されていて、本人もそれを意識していた発言をしていたが、後で野田氏を支援すると見られていた前原氏が出馬を表明。そして、海江田氏も出馬を表明し、小沢一郎元代表が支援を表明したことで一躍優勢な立場になり、実際に投票数も多かったが過半数には至らず。それでも海江田<野田+前原であり、決選投票となれば2位の野田氏が有利、ということでこの結果と相成った。

「良くはないけど最悪でもない」という巷で出回っている感想に同意ということころか。もともと地盤のない海江田氏は小沢グループを頼るしかなく、1回目の投票で決められなければこうなるのは明らかだったから、どうしようもなかっただろう。小沢サイドから見ても、いちばん御しやすいという思いだったのだろうか。個人的には、泣いたり、辞めると言って辞めなかったり、ぐだぐだなところばかり目についたのだが。

あと、千葉選出の「小沢元代表の支援する海江田氏」を支持する議員が「野田氏は財務官僚の言いなり」と言っていたのが可笑しかった。


埼玉県知事選の投票率は全国史上最低

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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110801-OYT1T00173.htm

昨日行われた埼玉県知事選。投票率が24.89%と全国の知事選挙史上最低となった。

ただ、現職が当選することがわかりきっていて、その他も候補者も、当初新人4人が立候補するはずが、直前で2人が取りやめて、新人2人しか立候補せず、一人は共産、もう一人はなんだか得体の知れない主張となると、選挙への興味が薄れるのも仕方がない。古くからの保守地盤が強い県であれば、なんだかんだで現職に投票する層が多いのだろうが、埼玉県はそういう層が少ないのだろう。数字だけ整っていても、内容が伴っていなくては意味が無く、むしろ史上最低の投票率を出したことで課題がはっきりしたと思う。

共産党も、前回は比例選出ながらも埼玉が地盤の国会議員を担いだが、今回は党の役員らしいが、県民的には知らないおっさん。埼玉のリーダーに選びたくなるような人ではなかった。反原発を前面に出していたが、県知事選のテーマにそぐわないだろう。

そういうことで、他県のことをとやかく言えない知事選であった。


松本龍復興担当大臣辞任

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松本龍復興担当大臣が発言を理由に、就任まもなく辞任に追い込まれた。これで辞めるなら、某知事はとっくに辞めるべきでは、というような声もあるが、大臣と選挙で決まる知事は違うし、松本龍大臣もここで辞めさせなくても後で尾を引くから、辞任は適当であろう。

そもそも人事の失敗だと思う。なぜ松本龍大臣を復興担当にしたかと言うと、元々防災大臣という流れからだと思うが、防災大臣としての実績は震災以後あまり思い浮かばない。松本龍大臣は環境大臣と内閣府特命担当大臣(防災担当)の兼務である。本来のメインの役割としては環境大臣であろう。環境大臣としては名古屋で行われた生物多様性条約第10回締約国会議の議長として大きな役割を果たした。ただ、防災大臣は平時にはそれほど大きな役目があるとは言い難い。本人もそういうつもりで受けたのだろうが、不幸にも大震災が起きてしまった。平時と違ってその適正が大きく問われるところであるが、その見直しをせずに、惰性で復興担当にしてしまった。しかも、環境大臣の職務を剥がしてまで。これは人事の失敗と言うべきだろう。

個人的には内閣府特命担当大臣の種類が多すぎではないかと思う。内閣としてそのテーマに取り組んでいることをアピールしているのだろうが、あまり関連性のない役職との兼務になるとどうしても疎かになってしまう。与謝野経済財政担当大臣は少子化対策、男女共同参画担当も兼務しているが、そちらの役割はどちらかと言うとサブになるだろう。兼務させるなら、メインの役職に近い大臣に兼務させるべきではないか。


日本共産党の危機

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日本共産党が危ないという記事。この記事では、財政面での日本共産党の危機について触れている。党員の高齢化などが原因で党の機関紙である「しんぶん赤旗」の売上の減少で党財政が逼迫。資産の切り売りや関連会社の貸付金を引き上げなどで乗り切っているが、ゆくゆくは赤字の「しんぶん赤旗」の発行停止と政党助成金の受け取りを行うしかない、としている。

財政面の細かいところは存じ上げないのだが、厳しいであろうということはわかる。

あと、目に見える結果として、今年に行われた統一地方選挙では、41の道府県議員選で前回94議席獲得したのだが、80議席と数を減らしている。政令指定都市が増えて、区単位で選挙区が分割して共産党に不利になったという側面もあるが、党勢の衰退そのものが大きな一因だろう。民主党が敗北したと言われているが、実はそれ以上に共産党は負けている。それでもそれほど話題になっていないということ自体、共産党の存在感が薄くなってきているように感じる。

志木駅で活動している共産党の人も、みんな高齢者ばかりで、あまり未来を感じられない。外側からはわからない組織的な問題もあるのだろうが、それ以前に、現代の空気感に対応できていない、ということなのかもしれない。


内閣不信任決議案否決

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1日に内閣不信任決議案が提出され、2日に決議が行われたが、否決された。当初、民主党の大多数の議員が不信任決議案賛成にまわるとみられていたが、結局、民主党で賛成を投じたのは2人のみ。十数人の議員が欠席、棄権した。決議案採決前に菅総理が近いうちの辞任を表明したことが決議案否決の決め手になったと言われるが、その後実際にいつ辞任するのかを巡ってごたごたはしている。

内閣不信任決議案をめぐるごたごた自体に国民は批判をしているが、そもそも国会議員は国民の代表なので、国会議員が悪いということは、国民が悪いということになる。いい政治家というのは勝手に生えてくるものではないわけだが、日本という国は政治家を養成する土壌としては著しく悪い環境にあるということは感じる。

小沢一郎代表を支持するグループが民主党を離党して新党を結成するという報道もあったが、結局はそこまではいかなかった。民主党分裂騒動とは過去にもあったが、結局保守新党に流れたり(2002年)、改革クラブに流れたり(2008年)と、小規模なもので終わっている。


統一地方選挙の雑感

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統一地方選挙が終わりました。

民主党が負けという見方をされていて、確かに負けは負けなんだけど、よく言われる「菅内閣への政権批判云々」という理由づけはあくまでも一面的な見方、という感じはしている。4年前は民主党は野党だったわけだけど、2005年に衆院選で大敗して当分解散はないという状態で、地方選を利用して党勢の浮揚を図っていた。そのときは安倍首相の時代で、民主党としてはどちらかというと追い風。統一地方選の3ヶ月後に行われた参院選では勝利している。風を利用して選挙には勝ってきたもののの、民主党が与党になって政権につくと風は向かい風。そういう中で地力のある候補者は勝てるものの、そうでない候補者は負けてしまい、結果的に敗北感が漂っている、という感じがする。あと選挙戦略も雑な感じがした。石原都知事の言う「もともと未熟な人の集まり」は言い過ぎだが、未熟な感じはまだ残っている。

自民党も細かく見ると退潮傾向にあるように感じるが、それでも元々が大きいので今のところは大きなほころびにはなっていない。ただ局地的には地域政党の台頭を許している状況。

民主党よりも共産党、社民党の退潮が目立つ。原発事故があって伸長するということもなかった。

よく比較される大阪維新の会と減税日本であるが、地域政党でくくられるこの二つの政党は戦略が全く異なる。大阪維新の会はあくまでの大阪に特化した地域政党であるが、減税日本は名古屋発で全国展開を目指している地域政党である。地域発政党と言うべきか。ただ、結果的に全国展開はうまくいっておらず、名古屋では議席を伸ばしているものの、その他ではさっぱりというのが現状である。減税日本はまず名古屋で地固めすべきなのに、とも思うが、おそらく河村氏の野心が全国展開に駆り立てるのだろう。ただ、衆議院補選も惨敗し、その戦略に見直しが迫られているように思う。


統一地方選挙前半戦が終了

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統一地方選挙の前半戦が終了。首長選は結果が出て、議会議員選挙はまだ結果が出ていない。

注目の東京都知事選挙は下馬評どおり石原都知事が四選を決めた。見苦しいくらいにごたごたした出馬劇だったが、それほど強力な対抗馬もいなかったのが幸いだった。民主党が候補を立てられなかったのも大きいだろう。アンチ石原な人も、統一して対抗馬を出そうという感じではなく、とりあえず手を挙げた候補に乗る、という感じで、これでは勝てないと思う。

あと、三重県知事選挙は自民党、みんなの党が推した候補に当確が出た。これも国政がらみで云々言われそうな予感だが、実際のところがよくわからないので何とも言えない。ただ、他の議会議員選挙なんかを見ても、民主党の地方選戦略が破綻しかかっているなとは思う。

新しい地域政党の結果を含めた議会議員選挙の考察については後日。


41の県議選と15の政令市議選が告示

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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110401-OYT1T00518.htm

今日、41の県議選と15の政令市議選が告示となった。地震のため、岩手、宮城、福島県議選と仙台市議選は延期となっている。

埼玉県議選も告示となっているが、私が住む新座市の南18区は、定数2のところ2人しか立候補せずに無投票に。8年前は、自民、公明、共産、無所属(民主系)が立候補していたが、4年前に自民が擁立見送り、そして今年は共産が擁立見送りで無投票の運びに。隣の朝霞はみんなの党が候補を出しているが、新座で出しても勝てそうな見込みもなく、現有議席を持っている勢力が強いので無投票もやむを得ない部分もあるが、せめて共産くらいは候補を出してほしかったとも思う。

全国的に見ると、みんなの党や大阪維新の会や減税日本などの地域政党がどれほど伸長するかが注目か。あと、地震や原発事故の影響がどのように関係してくるか。ドイツの州の選挙では、日本の原発事故が大きく影響したという。フランスの首脳が来日したのも、その選挙結果が影響しているのだろうけど、日本の地方選挙でもそういう影響が出てくるのだろうか。


12の知事選が告示

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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110324dde018010062000c.html

今日、12都道県の知事選挙が告示された。分けてみるとこんな感じ。

現職vs共産系
福井、鳥取、島根、徳島、佐賀、大分
相乗新人vs共産系
福岡
現職vs共産系vs無所属
奈良
民主系vs自民系vs共産系(vs無所属)
北海道、三重
その他
東京、神奈川

岩手は震災の影響で選挙を延期。北海道は現職が自民系、三重は全員新人。東京は現職を自民が推すが、民主は新人を支持、他にも共産系や元宮崎県知事など多数の候補者が立つ。神奈川は自民、民主、公明が同じ新人を県連レベルで推薦。別の新人をみんなの党などが推薦。共産系も出馬。福岡は

まあ、半分くらいが実質現職の信任投票のようになってしまっている。今回知事選を行う県は元々鉄板な県が多いこと、減税日本やXX維新の会が勢いづいているがそれらの勢いが限定的であること、民主党が一時期やったように積極的に地方選挙闘争をするような状況でないこと、あたりが原因か。

なお、投票日は4月10日。


名古屋市議選で減税日本が第一党に

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http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201103/CK2011031302100041.html

関東地方に住んでいる者にとってはそれどころではないというのが正直なところだが、昨日名古屋市議選の投開票が行われて、減税日本が第一党になった。民主は大幅に議席を減らし、自民、公明、共産は微減。ただし、公明は全員当選。

減税日本も落選者は出たが、もともと単独過半数を目指して無理矢理立てた感があり、公明などの堅い政党の存在を考えても、これくらいが全体の中での相対的な実力値なのだと思う。ただ、投票率があまり上がらなかったことが、公明党の助けになったとも考えられる。もう少し投票率が高ければ違った結果になったかもしれない。民主とか、候補者を立てたけど一人も当選できなかったみんなの党とか、今まで無党派層の支持を頼みにしていた政党の票が減税日本に入った様相だ。特にみんなの党は惨敗で、自身以上の非既成政党が存在することで自政党の存在がかすむ、ということが如実になった。

この余勢を駆って減税日本が全国的に進出していくのが。ただ、個人的には愛知の限られた地域でやっているうちが華で、全国的にやってもリソースは分散されるし、あまりうまくいかないのではないかとは思っている。